October 19, 2015

あの4点リードを考える

 DEN戦の感想のつもりだったが、思考が脱線して2ptコンバージョン考察みたいになってしまったのでそのまま投稿。短時間の思考のまとめなので、おかしなところがあったらごめんくさい。
 従来の現実編はまた明日。
  続きを読む

Posted by karashimentai at 20:49Comments(3)TrackBack(0)

March 23, 2015

第1回 チキチキベテランコンバイン

 チョコフレークとかコーンフロスティとか、甘いシリアルに腐った牛乳かけて食うと腐っていることに気づかないので注意しましょう。してやられた。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 20:28Comments(3)TrackBack(0)

November 24, 2009

ルールに照らしてラストプレー検証

 ボッデン師匠はそういえばキャリア初のインターセプトTDですな。めでたい。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 23:14Comments(7)TrackBack(0)

February 03, 2009

フィッツジェラルド観察記

 昨日、録画しておいたスーパーボウルを途中までしか観る時間がなく、今日こそは早く帰るぞと思って朝ズバも封印して出勤したら上司がおもむろにスーパーボウルの話題。「だああああ」と普段あげない大声をあげて上司の音声カットを試みたが失敗。どっちが勝ったか言いよった。
 現代日本の情報化社会において二日もの情報シャットアウトは無理であることを学んだ。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 20:34Comments(4)TrackBack(0)

September 17, 2008

FG選択のケーススタディ

 本件は、hatedh524さんにナイスネタ振りをしていただいたものです。内容を試合結果から離すことで、あまりにショックだった敗戦の気も紛れます。正に気休め記事。
 件のFG。「結果的に成功すればいい判断で失敗すれば悪い判断」と言ってしまえばそれまでなんですけれども、そういう分別くさい考え方は嫌いなのでもう少し粘りたい。
 ところが、玄人衆の間でも意見が分かれるほどの微妙な状況に素人が答えなど出せるはずもなく。まあ、足掻いた跡を書き残します。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 21:56Comments(4)TrackBack(0)

March 10, 2008

ライス

 書くことがない時に無理をすると、もれなくこのような惨状に。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 22:21Comments(0)TrackBack(0)

May 01, 2007

4.28

 ブラウンズファン必見の記事ふたつ。これこれ。めちゃくちゃ面白かったのですが英文でどちらも長い記事で、しかもそれぞれに別の情報が入っていて、合わせるとさらに興味深いのでわかりやすく構成を変えつつ以下にまとめてみました。ちょっと余計なものも混じってますが。
  続きを読む
Posted by karashimentai at 16:36Comments(2)TrackBack(0)

March 12, 2007

どうでもいい話

 アメリカの種々NFLサイト、特にファンの書き込みでは、今年のドラフトの目玉の一人であるRBエイドリアン・ピーターソンに対する“AP”と“AD”という二通りの呼び方がほぼ半々ぐらいの比率で確認される。当然イニシャルの“AP”が正しく“AD”は何かの勘違い、もしかしてAdrianの最初の二文字か?なんて思っていたのだが、間違いにしては“AD”の散見率が高すぎる。
 というわけで確信が持てずにここまで慎重に使用を避けてきたが、先日NFL公式ページのショートビデオの中で本人がこんな発言をしていた。

「自分のイニシャルである“AP”と呼ぶ人もいるけど、僕が愛着を持っているのは“AD”の方だネ。“All Day”の略で、僕が常に成長しているということでつけてもらった愛称なんだヨ!」

 もちろん“AP”はれっきとした本名のイニシャルであり、間違いもへったくれもない。つまりどちらも正しいということになる。しかしここは本人の好きな方に合わせるのがブラウンズ愛というものであろう。まだブラウンズに入ってないけど。よってこれよりAD解禁。  
Posted by karashimentai at 10:52Comments(0)TrackBack(0)

February 05, 2007

スーパーボウルブルース

 以前から上司に予告していたスーパーボウル休暇。午前半休だけにしていたのが失敗で、最後まで生で見られませんでした。「ハーフタイムショーの長さを計算に入れていなかった」という盲点。何年NFLファンやっとんねん。
 で、今さっき見終わりました。

  続きを読む
Posted by karashimentai at 20:40Comments(2)TrackBack(0)

May 06, 2006

3-4のLB考

タイトルに「考」とつけておきながら丸丸引用、というお茶目な出だしなわけであるが、NEのファンページで興味深い書き込みを発見した。
ここに書かれている考え方は3-4の一般論ではなく、おそらくパッツ特有のものとして扱われるべきものだが、当然ながらこれ即ちクレネルの考え方でもあるため、今のブラウンズが目指す方向性と照らし合わせることに無理はないはず。
内容は、要するに3−4のLBは4人それぞれに明確な役割分担があり、それを果たすために求められる能力も異なってくる、ということ。従って、例えばILBを“ILB”とひと括りにするのは非常に乱暴であると。以下、意訳込み抄訳。

ROLB(WLB):
求められるのはパスラッシュ能力の一点に尽きる。ランストップ能力は及第点で可。
RILB(ウィークサイド側のILB):
ランストップで中心的役割を果たす選手。WLBの分も補いつつ、たまにウィークサイドからのブリッツも決められる選手ならば尚良し。
LILB(ストロングサイド側のILB):
パスカバー、ランストップに加えてインサイドブリッツまでできる万能型が理想だが、両サイドにランストップの名手がいるのでこれのニーズは相対的に低く、パスカバー能力の重要度が高め。
LOLB(SLB):
スーパーマンを要すポジション。相手チームはTEを置くLOLBサイドにランを集めてくるので、まずランストップ能力は必須。一方でTEやRBのパスカバーに入るスピードも必要。もちろんOLBとしてパスラッシュ能力も求められるが、WLBと違ってパワー型ラッシャーが理想。身長6-5、体重260超のサイズで40yd4.7秒台のスピードが欲しい。


これを踏まえてブラウンズ補強の意味を探ると見事に辻褄が合う。昨年のLB先発陣で、上記条件を満たしていたと言えるのはRILBアンドレイのみ。よって、まず最重要のLOLBにはFAで大物マッギネストを強奪し、ROLBには純正パスラッシャーのウィンブリーをドラフト指名。更にインサイドで必要だったのはLILBの方であるため、ランストップスペシャリストのホッジよりも万能型のDQジャクソンを高く評価した、ということになる。また昨年のドラフトに戻れば、スピーグルはLOLB、マクミランはROLBとしての将来性に期待した指名だろう。

以上、ルーキーの活躍次第でクレネルが理想とするLB陣が今年完成するはず、という妄想を膨らませる記事でした。いやしかしILBの役割がここまで異なるとは思わなんだ。さすがベリチック。  
Posted by karashimentai at 21:26Comments(4)TrackBack(0)

January 19, 2006

NFL PRIMETIME

遅まきながらPonTelでレギュラーシーズン最終戦のボルティモア戦を観戦。Charlieは、3Q開始直後からのスパークを見る限りでは来年に期待が持てるが、それ以外のパフォーマンスは不安だらけ。QB問題は解消されぬままオフに突入、といった印象。

ところでこのDVDは、試合後に必ずESPNの「NFLプライムタイム」が収録されている。初めて買った際、久々に見るクリス・バーマンとトム・ジャクソンのコンビに嬉しくなってしまった。小生がNFLファンになった理由の一つは間違いなくこの番組で、まさかまだ同じコンビでやっているとは思わなかった。ボルティモア戦のDVDに入っていた番組の最後に言っていたのだが、もう同じコンビで19年目に突入するそうである。
「And he, could, go, all, the, way」(たまにフェイントが入る)や「ファーンボー!!」などの名文句ももちろん健在。その横でTJがゲラゲラ笑っているという独特の空気は、パワーを失わぬまますっかり完熟していた。予約したDVDが醜いシャットダウンゲームであっても、試合後にプライムタイムがあるから失望せずに済む。こっちだけを目当てに買っても損はないと言っても過言ではない。バーマンは殿堂入りすべき男である。  
Posted by karashimentai at 19:12Comments(13)TrackBack(0)

January 05, 2006

オススメ動画(注:怪しい記事ではありません)

NFL公式ページで現在観ることのできる動画“Remembering the 2002 wild cards”が面白い。02シーズンのワイルドカードのうちNYG@SFとCLE@PITの大逆転劇を振り返ったドキュメント。そういやジャイアンツのロングスナッパーが叩かれてたことあったなあ、なんて懐かしく観ることができる。

もちろん小生にとっての見どころはブラウンズが出てくる場面だが、観ていて当時の怒りが沸々と蘇る。この試合をきっかけに、地元ファンの間で「デニス・ドロップカット」と呼ばれるようになったWRノースカットが致命的な落球(成長の跡なし)をするとクッションを拳で叩き、パス400yd超えで完全に確変モードに入っていたQBホルコムの落胆ぶりを見て同情したものである。

逆転勝利を飾ったのがいずれもホームチームだったため、スタジアムの熱狂が本当に素晴らしい。やはりNFL(に限らないが)はプレーオフに出てなんぼである。早くブラウンズが再びあの場に立つ姿を見たい。でもまずはピッツバーグとの好勝負からか。  
Posted by karashimentai at 21:28Comments(2)TrackBack(0)

December 10, 2005

パンターについて

すでに読んでいる方も多いかもしれませんが、このズィー様の記事、最近読んだ中では飛びぬけて面白かったので紹介したいと思います。
パンター個人の能力はどうもスタッツに反映されにくいな、とは小生も前から感じていたのですが、これはスタッツに反映されにくい要素「ハングタイム(滞空時間)」について書かれたものです(記事全体としてはパンターそのものに焦点を当てているので、ハングタイム以外の内容にも触れていますが)。

NFLレベルのパンターのハングタイムは大体4秒台後半だそうです。ジャイアンツの大ベテランPジェフ・フィーグルズでさえ、練習で5秒62(以後、全て非公式の計測値)を出して大はしゃぎしたことがあるほど“5秒の壁”は厚いとのこと。
サンディエゴのPマイク・サイファーズは、チームの計測によれば先週のオークランド戦でハングタイム5秒75を記録。これが圧倒的な記録かと思いきや、さらに彼は練習で5秒8を計測したことがあるらしいです。またデトロイト戦では試合前に相手チームの選手たちがサイファーズの元に寄ってきて「ドーム天井の照明に当ててみろ」とはやし立てたほど、キックの高さに関してはサイファーズが“ズバ抜けて”突出しているというのがNFL関係者の間では常識となっているようです。
高いパントが何に有効かといえば、もちろんフェアキャッチ率。ところがこの数値も公式スタッツにはありません。もちろん、ネットヤードはある程度この結果を反映していますが(そしてサイファーズはこの数値が異常に高いですが)完全ではありません。パント本来の役割を考えると、ビッグプレーを“完璧に”防ぐフェアキャッチを生み出す確率というのは、飛距離やコントロールと同等に重要な数値ではないかと思わされました。

日本のアメフト界で、アメリカと比較して特にお話にならないレベルなのがパンター(とキッカー)です。このポジションを専門職にして、能力を磨こうとする選手が少ないことが原因であるのは明らかですが、根本的な事情はアメリカでも同じなのかもしれません(裾野が広いので日本ほど顕著ではありませんが)。NFLでも、パンターが最もレベルの落差が激しいポジションなのではないでしょうか。シャンクしまくる選手の首を切れないのは、パンターが絶対的に不足していることの証でしょう。

今まではパンターをドラフトで指名する行為を例外なく「暴挙」と思ってきた小生ですが、考えを改めざるを得ません。また応援しているチームが長いこと低迷していると、パンターの重要性も本当に身にしみてきます。パンター界にも「怪物」は確かに存在し、そういう選手ならドラフトで獲得する価値があるのだなと勉強になった記事でした。  
Posted by karashimentai at 14:11Comments(2)TrackBack(0)

December 06, 2005

“ACL”

ブレイロンさんはやはりACLをやっちまったようです。“torn ACL”ですから「損傷」ではなく「断裂」でしょう。覚悟はしていましたが、いざ現実として突きつけられると鬱なものです。
医者は彼に「リハビリも含めて9ヶ月で完全回復」と伝えたそうですが、これは見事に来季の開幕に間に合う期間であり、彼を勇気づける意図もかなり含まれていると思われます。
実際はもっと早く完治している例もあるようですし、また勇気づけが彼の回復を早めてくれれば言うことはないのですが、あくまで「100%のブレイロンの動き」を基準に考えると、最悪1年コースを覚悟しておこうかと思っています。

小生、恥ずかしながら昔は“ACL”をアキレス腱の略だと思っていたのですが、実際は“Anterior Cruciate Ligament”の略だそうで、日本語では「前十字靭帯」といい、大腿骨(ももの骨)と脛骨(すねの骨)を、中央で文字通り十字に繋いでいる靭帯のうちの一本です。
これがないと脛骨が前にずれます。
書いているだけで痛いです。
膝の中にあるので、外側の靭帯と比べて手術も大変そうです。とにかくブレイロンさんの一刻も早い全回復を祈ります。さもないと来年もまたブラウンズは――。
  
Posted by karashimentai at 19:55Comments(2)TrackBack(0)

November 09, 2005

リバースとその周辺

ブラウンズ戦のハイライトを観ていたら、珍しく地元の実況がプレーの呼び名を間違えていました。
具体的には、先週のテネシー戦で、ノースカットのリバースプレーをダブルリバースと呼んでいたもの。一部の方にとっては常識なんだろうと思いますが、おさらいの意味も兼ねて以下に整理してみます。

まず、ラインの背後を横切るWR(1)<注>へQBがボールをハンドオフし、そのままWR(1)が外を走るプレーは「エンドアラウンド」。
これは先週ピッツバーグのランドレルがきれいに決めてTDに繋げたプレー。

そのWR(1)がさらにクロスしてくるWR(2)へハンドオフして、WR(2)が逆方向へ走るのが「リバース」です。
先週のブラウンズは、ディルファー→ブライアント→ノースカットとボールを渡してこのプレーを決めました。

これが「ダブルリバース」になると、WR(2)からクロスするWR(3)へもう一度ハンドオフするプレーになります。つまりWR(3)はWR(1)と同じ方向へ走ります。
要するに、下手投げを打つと見せかけて切り返しを打つと見せかけて下手投げを打つようなものです。バックフィールドでゴタゴタしている間に、ディフェンダーは大抵オフェンスラインを突破してきてしまいますので滅多にお目にかかれないプレーですが、先週マイアミがトライして見事にマイナス12ydを獲得しました。個人的には、手間の割に見返りの少ない(「リバース」とさほど変わらない)プレーかなと思います。

確かに「エンドアラウンド」をリバース、「リバース」をダブルリバースと呼んだりするケースも稀に見かけるのですが、「エンドアラウンド」のプレーではそもそも何も“リバース”していませんから、上記の(「」内の)呼び方が正解です。

<注:ボールを持つのは別にWRでなくてもいいのですが、ほとんどの場合WRです>  
Posted by karashimentai at 20:03Comments(0)TrackBack(0)

October 25, 2005

ルーキーQBはいつデビューさせるべきか

ファンが騒いでいただけかと思いきや、とうとう公式ページにもブラウンズQB交代の話題が上った。
今季すでにQB交代劇を済ませているチームはいくつかあるが、ブラウンズの状況はそのどれとも異なる。最も近いのはSFだが、アレックス・スミスはドラフトいの一番指名のQBで、開幕から「スミス先発」という声があったくらいだから、状況が同じとは言いがたい。

ここで「ルーキーQBを早々とゲームに出すべきか否か」という、NFLの世界では永遠の命題の一つが浮かび上がる。新人年の開幕から先発して成功したQBもいれば潰れたQBもおり、またじっくり待って成功したQBもいれば失敗したQBもいるというのが前提で、一般論として、慎重派は「QBはただプレーするだけではないので、サイドラインで司令塔としての勉強をする期間」に重きを置き、積極派は「プロのレベルに慣れるのに、試合に出る以上の勉強法があろうか」という点を主張する。

但し後者の主張は、マニングブラザーズやヴィックなどの大物限定、と言えなくもない。フライはといえば、ドラフト3巡の頭という非常に微妙な順位でのピックだが、チームニーズ次第ではドラフト1巡下位の素材と言われていたので、一応ここでは「即戦力クラス」と判断して話を進める。

小生はどちらかというとじっくり派だが、かと言って丸々一年サイドラインにいるのが良いことだとも思わない。
例えば、只今ブレーク中のシンシナティのカーソン・パーマーは一年じっくりサイドラインで学んだわけだが、それと今の活躍とに因果関係があるかどうかはわからない。単に一年を無駄にしただけかもしれないのだ(尤も、彼がサイドラインにいた一年はジョン・キトナが大活躍していたのでチームにとってのロスではないが)。
必要なのは電話帳のようなプレーブックを頭に叩きこんで身体に染みこませる期間だけだろう。それがどのくらいの期間なのかによってフライの登場時期が決まってくる。まだと判断されれば、どんなにディルファーがボロボロだろうと出てこないだろうし、まだ出すべきではないと思う。
もしフライが準備OKだった場合も、おそらく来週はディルファー先発だと思う。そしてもしヒューストン相手に無様な試合を見せるようならいよいよ議論が本格的になるだろう。個人的には、とりあえずヒューストン戦だけ先発……というのはダメ?

OLに絡めての議論もある。即ち、OLが整備されていない状況ではケガの心配もあるし、何よりプレッシャー下でのプレーは新人とベテランに最も差が出る場面であるから、ルーキーを易々と出すべきではないと。ただこの点に関しては、ブラウンズは今年、99年の復活以降で最高のライン(リーグ内での相対的レベルはともかく)を持っており、特に問題はないだろう。

いずれにしてもファンとして心得ておくべきは、フライが出てくるとすれば飽くまで来年を見据えて経験を積ませるためであり、試合に勝つためではないということだ。
決して試合を捨てるという意味ではないが、負けてもフライを責めてはイカン、ということ。ましてや今のブラウンズの状態は、QB一人が問題なわけではもちろんない。「現状維持なら若いモンに経験を積ませた方がいいじゃないか」くらいの気持ちでいるべきなのである。
ちなみにこれ全て自分に言い聞かせている。

ところで、先ほど二代目ブラウニー君が「交代って言ってたよ♪」って言ってましたが本当ですか。主語をくれ主語を。近所の薄汚い野良犬じゃねえだろうな。  
Posted by karashimentai at 21:33Comments(7)TrackBack(0)

October 12, 2005

“マックスプロテクションパス”

NFL公式サイトで、Week5全試合の中での注目プレーをいくつか挙げた記事があり、そこで珍しくブラウンズが取り上げられていたので紹介します。
まとめるとこんな感じです。

《第4Q残り3分10秒、敵陣33yd地点での1st and 10。スコアは10-6でシカゴリード。
ブラウンズは2人のWRを走らせ、QBを除いた残りの8人全員をパスプロテクションに割いた。一方のシカゴは5人でのパスラッシュだったため、スクリメージライン付近では8対5の攻防。さすがにプロテクションは頑丈で、QBトレント・ディルファーは余裕でレシーバーがオープンになるのを待つことができた。
しかし一方で、計算上シカゴのパスカバー要員は当然6人だから、ブラウンズは2対6で圧倒的に不利なはず。ところがWRアントニオ・ブライアントのカバーについていたのは新人Sクリス・ハリスのみ。
ブライアントは結局ハリスのシングルカバーを振り切って、逆転のTDパスをキャッチすることになる。》

そしてこの記事は「シカゴのディフェンダー5人はどこにおったんや」と書いて終わっています。
もちろんこれは、実際どこにいたかを承知の上で、敢えてジョークで締めているわけですが、この時のシカゴの守備はカバー2です。それまでランとショートパスばかりを重ねてきた伏線があり、そのうえ1st and 10からのいきなりのプレーだったことで、他のディフェンダーが空っぽのゾーン内でポカンと突っ立っているだけ、という状況を作り出したわけです。

おそらく最初からハリス狙いだったでしょう。確かにこれだと、ラッシュとカバーの人数のミスマッチを、オイシイとこ取りでうまく利用できますが、それにしても大胆です。カバー2に対抗する奇襲作戦として見事にはまったプレーで、重要なミッションを達成したブライアントに喝采です、今回ボールも落とさなかったし。
尤も、今のブラウンズはこれくらいやらないと点を取れないということでもありますが。OCカーソンはなかなか面白い男のようです。  
Posted by karashimentai at 20:12Comments(4)TrackBack(0)

September 21, 2005

TAMPA 2

Week3のインディ戦の展開を予想するにあたって、ここ二試合で俄然注目を浴びている“タンパ2”を勉強しないわけにはいかないということで、導入部だけをここに書き記します。

タンパ2は、所謂“カバー2”ディフェンスの亜種ですので、まずカバー2から簡単にいきます。
DBが二人でディープゾーンを守る隊形は全て“カバー2”と呼ばれますが、その基本形は、2人のSがディープゾーンを二分割、CB2人とLB3人の計5人がアンダーニースゾーンを五分割して守るゾーンディフェンスです。ブリッツは入れないため、4人のDLだけでいかにプレッシャーを与えられるかが鍵となります。

現インディHCのトニー・ダンジーがタンパベイのコーチ時代、このカバー2に補正を加えて発明したのが“タンパ2”です。
上記カバー2との違いは、MLBがディープゾーンを守るために後ろへ下がるという点です。従ってタンパ2はディープを3分割、アンダーニースを4分割したゾーンディフェンスで、“カバー3”に近い形になります。カバー2はとにかくSのスピードが重要になりますが、タンパ2の場合はLBのスピードをより重視します。特にMLBはディープを守るのですから言わずもがなです。自ずと、求める戦力は“Speed over power”の傾向が顕著になります。今のインディはそれを地でいってますね。

カバー2は、元々ウエストコーストオフェンス対策として流行りはじめた守備だけあって、パスには強いしアウトサイドにも強いですが、裏を返せば中央のパワーランに脆さを見せます。タンパ2になると、アンダーニースが一人減り、しかもLBはスピード偏重ですから、その弱点はさらに際立ちます。

パス攻撃に関しては、タンパ2の弱点は中心線です。アンダーニースの中心は、ゾーンディフェンス共通の弱点と言われるシーム(各ディフェンダーの守備範囲の境界線)ですし、ディープの中心部はLBが守っています。WRのクロスパターンや、TEやRBをライン裏側で縦に並べる攻撃が効果を発揮しますし、4人WRを飛ばせば、うち二人は両サイドを走らせてSを引きつけ、残りの二人をポストに走らせることでミスマッチを生み出せます。
但しタンパ2にももちろん“Man Under”という変化球プレイがあります。これは、ディープはゾーンのまま、アンダーニースの選手はそれぞれの担当を持ってマンカバーに入るというもので、一見ゾーンディフェンスと全く変わらないため、オフェンスを撹乱するのに効果的です。安易に投げ急がないよう気をつけねばなりません。


以上を踏まえて、後日インディ戦を妄想したいと思います。いやまあ、マニングが今週中に電撃引退でもしない限り勝敗は見えてるんですけど……。  
Posted by karashimentai at 20:26

August 02, 2005

3-4はそんなにすごいのか #4

さぼっていたというか、忘れておりました。どこまで書いたっけ……えーと。

……3−4は元々アウトサイドのラン対策として生まれたフォーメーションですから、これに強いのはわかります。ではインサイドはどうでしょうか。

かの現役最強ILBレイ・ルイスは、ボルティモアが今年4-3隊形に戻すことについてこう語っています。
「(4-3に戻ることについて)本当にありがたく思っています。私は当初から、オフェンスラインマンじゃなくてランニングバックを相手にしたかったのです。3-4のILBは私の性分に合わないのです」
彼がこんなに丁寧な口調であるかどうかはともかく、意味としては上記の通りです。つまり3-4のILBは、NTが二人のラインマンを止めない限り、OGと一対一で戦う場面が必然的に増えるということになります。
この発言から読み取れるのは、3-4隊形の場合、LBの後ろ、つまりセーフティーがRBと対峙するパターンが予め想定されているということです。換言すると「三段でランを止める」ということになります。この重層守備こそが、以前R/Dさんがご指摘下さった“10yd超のロングランを与えない隊形”の秘密ではないでしょうか。また、一般的に3-4と2 Deepが馴染まない、という事実とも辻褄が合います。

総じて3-4における対中央へのランは、4-3と比べるとどうしても1yd分くらいはタックルが遅れるケースが多いだろうと思います。しかし上記のようにロングゲインを確実に防ぐことで、被獲得ヤードを抑えることに成功しているのではないかと思います。

去年のブラウンズのランディフェンスは、とにかくビッグプレーの出血大サービス状態でしたから、この点で大きな変化が現れるかもしれません。もちろん人材あっての話ですが……。  
Posted by karashimentai at 22:27Comments(2)TrackBack(0)

June 25, 2005

3-4はそんなにすごいのか #3

データの羅列の続きです。先のQBサック数の順位表に、インターセプト数を付け加えてみます。

5位 ニューイングランド 45個 − INT20個(7位)
7位 ピッツバーグ 41個 − INT19個(9位)
12位 ボルティモア 39個 − INT21個(6位)
30位 サンディエゴ 29個 − INT23個(3位)
31位 オークランド 25個 − INT9個(30位)
32位 ヒューストン 24個 − INT22個(5位)

サック数では振るわなかった、SDとヒューストンの数字が光ります(オークランドは……まあ、オフェンス命のチームということで)。こうして見ると、3-4は、パスラッシャーが相手QBに到達せずとも投げ急がせることには成功している、と言えるかもしれません。

もう一つパスラッシュのデータ。3-4を採用しているチームの、フロントスリーのQBサック数を見ると、たとえばニューイングランド は14.5個(チーム全体で45個)、サンディエゴが9個(同29個)、ヒューストンが4.5個(同24個)、といったように全体に占める割合が非常に低いことがわかります。

3-4において「仕上げ」は基本的にラインバッカーが担います。従ってディフェンスラインはそのお膳立てに終始する、具体的にはブロッカーを複数ひきつけるのが仕事になります(もっとも、NEのDLなんかはそれ以上の仕事ができる人材が揃っていますが)。特に柱となるノーズタックルは重要で、派手な動きは必要なくとも、ほぼ毎プレーでダブルチームを引き受けるパワーとスタミナが要求されるハードなポジションです。サンディエゴが好成績を収めたのは、このポジションにジャマール・ウィリアムスという素晴らしい人材を得たことが大きいでしょう。

3-4におけるパスラッシュは、戦術通りにいけばラインバッカーはマッチアップの妙で手薄になった穴を通り抜けていくだけですから、特別な運動能力を持つ存在である必要はありません。つまり4-3のように、値の張るパスラッシュDEを必要としないという割安感は3-4の大きなメリットの一つでしょう。ただ数年前は絶滅しかけていたくらいですから現時点で良いNTを確保するのはなかなか難しく、急激な需要増によって今後ドラフトでは獲得競争が激化することでしょうし、もしかしたら「NTバブル」にまで発展するかも? なんてことも考えられないではありません。  
Posted by karashimentai at 18:57Comments(2)TrackBack(0)

June 23, 2005

3-4はそんなにすごいのか #2

その後3-4は市民権(?)を得て80年代に全盛期を迎えますが、再び4-3がリーグを席巻して一時期は絶滅寸前にまで陥ったり、といった変遷を経て現在に至ります。このあたりはオフェンス戦術とディフェンス戦術のいたちごっこでグルグル回っています。現代は、もちろんNEの2-5や1-6といった変幻自在のフォーメーションなどは存在するものの、それらはあくまで奇策であり、大きくは4-3か3-4の二派だけしか存在していない、と言っていいかと思います。

3-4のメリットとしてまず言われるのが「ブリッツパッケージの多彩さ」。最近の3-4は、そのベースにおいても4人目のパスラッシャーをLBから飛ばすのが主流ですが、この「4人目」がどこから飛んでくるのかがオフェンスにはわからないので、4-3守備よりも相手オフェンス陣を混乱させることができる、というものです。
一方のデメリットは当然、ディフェンスラインが一人欠けるため中央のランに弱い、ということになるでしょうか。

ところが、昨年3-4を採用していた6チームの守備成績を見ると、まずQBサック数はこんな感じです。

5位 ニューイングランド 45個
7位 ピッツバーグ 41個
12位 ボルティモア 39個
30位 サンディエゴ 29個
31位 オークランド 25個
32位 ヒューストン 24個

NEとピッツバーグはさすがですが、全体的にはあまり振るわないどころか、下の三チームがなんと逆ワンツースリーフィニッシュを決めておられます。本当にパスラッシュは改善されるの? 

で、一方のラン守備成績(平均被獲得yd)を見てみると……。

1位 ピッツバーグ 81.2yd
3位 サンディエゴ 81.7yd
6位 ニューイングランド 98.2yd
8位 ボルティモア 105.1yd
13位 ヒューストン 115.2yd
22位 オークランド 125.8yd
(32位 クリーブランド 144.6yd)

なんと6チーム中4チームがトップ10入りを果たしています。すんばらしい。しかし一般論とは逆の結果になっています。

穴だらけのブラウンズの中でもひときわ大きな穴がラン守備で、何よりもまずこれを改善しないことには始まらないチームにとっては朗報……と言えるのかどうかは、未だ闇の中であります。   
Posted by karashimentai at 20:34Comments(5)TrackBack(0)

June 20, 2005

3-4はそんなにすごいのか #1

もう、今が旬です。ブラウンズも今年から採用します。ということで興味を抱きはじめた3-4についての小生の勉強の様子を書き綴って参ります。初心者の方はご一緒に、造詣の深い方は随時訂正や補足など入れていただくと嬉しく思います。

***

今回は初回らしく、3-4ディフェンス誕生の歴史から調べてみた。

「30年代から40年代前半はまだパワーランがアメフト界を席巻していた時代だった。この頃のディフェンスの主流もそれに対応した5メンフロントで、オフェンスライン一人一人に相対するようにディフェンスラインがセットしていた。」

そういえば大学でアメフトをやっていた友人は5メンラインのNGを守っていたと言っていたし、最初はやはり「5人には5人で当たる」というのが真っ当な考え方なのだろう。

「そのうち、DLのすぐ裏にパスを投げれば面白いように決まることに皆が気づきはじめた。パス攻撃が脚光を浴びはじめるようになると、これに対抗せんと、今度はディフェンスラインの“センター”がスナップと同時に後ろへ下がる、という戦術が生まれた。これが後のMLBのはしりであり、4-3隊形の礎となる。」

物事の起源を探るというのは往々にして興味深いものだが、まさか4-3ディフェンスの起源でこれほど高いへぇ〜が出るとは思わなんだ。

「その後、50年代、60年代は4-3の全盛期が続く。しかしこの頃の4-3は、上述のように5人のラインマンから1人減らして生まれたという経緯があるため、パワー不足を補うべく、どのチームもスピード無視のブルドーザー型選手をズラリと並べていた。そこに登場したのが、O.J.シンプソンを代表とするスピード派RBで、彼らの登場によりアウトサイドランへの対処という新たな課題が生まれた。当然、今までの4-3では対応できなくなってきていた。」

O.J.シンプソンがなぜあそこまで(どこまで?)崇められているのかようやくわかった。スピード重視の概念がそれまでなかったのか。そりゃ画期的。

「一方、オクラホマ大は40年代後半頃から伝統的に5-2隊形を敷き続けていたが、これは両エンドを小型軽量化してスピードを加えた変則的なもので、これがすでに3-4的な性質を有していた。しかしNFLに、しかも『3人のDLと4人のLB』として正式に登場したのは遥か後の72年、マイアミ・ドルフィンズが、その年のケガ人続出によりディフェンスラインマンが枯渇していたため、苦肉の策(?)としてオクラホマ大の陣形をNFL流にアレンジしたのが最初である。」

3-4の誕生は70年代と、案外新しい戦術であることが判明。4-3も3-4も発祥は同じ5-2からで、真ん中の選手が下がるか両端の選手が下がるかだけの違いなのに、20年も間隔が開いているところが面白い。

***

……不定期に続きます。開幕までには結論、というかこれを終わらせたい(笑)。  
Posted by karashimentai at 23:06Comments(2)TrackBack(0)