September 04, 2018

犬名鑑2018 オフェンス編

 暇つぶしのお供に。
 選手紹介というより個人の思いの丈をぶちまけているだけになってきておるが、夢と希望に満ちたこの時期が一番楽しいんだから仕方ない。でも試合のプレビューはやりません、ブラウンズがNFLに所属してていいチームであることを実際に見せてくれるまでは。

 ロスター答え合わせ?予想なんてしましたっけ

 以下、ルーキーもベテランもひっくるめて新戦力に(新)をつけております。どんだけ去年と様変わりしたかの参考に。
 また昨年同様、年数については最初にNFLチームと契約した年から起算し、ストリートFA期間などもカウントしているので、公式のFA資格取得関連の年数カウントとは異なります。


【QB】
5 タイロッド・テイラー(新) 6-1/217 8年目
他チームファンの中には誤解している方もあられるかもしれないが、今季のブラウンズには先発QB争いなどハナから存在しなかったし、キャンプやプレシーズンでも発生していない。普段お茶を濁しがちなヒューも珍しく「タイロッド・イズ・ザ・スターター」と明言し続けてきた。
今のところ、少なくともそんなヒューの期待は裏切っていない。タイロッドは中庸でよい。最も頼もしいのは、実は足がすこぶる速いことを忘れるくらいポケットパサーとしての動きが身についているところ。
気の短いファンと地元メディアによるベイカーコールとの戦いか。

6 ベイカー・メイフィールド(新) 6-1/215 新人
天下の全体トップ指名。ブラウンズの未来。逃げ性能に加えて、アンダーセンターへの適応能力やポケットが崩れても常にダウンフィールドを狙う姿勢、レシーバーがRACしやすいスポットにピンポイントで運べる精度など、今のところ良さは存分に見せている。
新人がキャンプで逆転して開幕先発を手にした最近の事例としてのラッセル・ウィルソンは、本来開幕先発の予定だったマット・フリンが不甲斐なかった要素も大きいと考えており、今季これまでのタイロッドには当てはまらない。従ってベイカーのお披露目は当分ない。「当分」が具体的にどのくらいの期間を指すのかは言いたくない。

9 ドリュー・スタントン(新) 6-3/226 12年目
ベイカー応援団長を拝命。
プレシーズンのパス成功率14.3%とは信じられない。8%くらいだと思ってた。スタントンに出番が来たらまじやばい。しかしブラウンズは「第3QBの先発」が鉄板芸の一つであることを忘れてはならない。
あとあんたもう34歳か。そら小生も歳とるわ。


【RB】
34 カーロス・ハイド(新) 6-0/229 5年目
タイロッド先発イコール攻撃の生命線はラン。まず託されたのは、シーズン1000ydを一度も記録したことがないハイド。
しかしパスレシーブが上達するなどプロ入りからじわじわ成長中で、実際に昨オフには現役選手が選ぶトップ100プレーヤーにも選ばれた(92位)。プレシーズンでも意外な(?)スピードを披露。チャッブ完成までは頼んだ。

29 デューク・ジョンソン 5-9/210 4年目
祝・契約延長。最後の一歩まであきらめないオフェンスのハート&ソウル。ロスターにRBがFB無しの3名のみということで、WR転向は(もちろんトリック的に出すことはあるだろうが)ひとまずお預けの様相。
パフォーマンスは例年通りでよろしく。数字は起用法とOL次第で勝手についてくるであろう選手。

24 ニック・チャッブ(新) 5-11/227 新人
一時は(大学の先輩である)トッド・ガーリーを超えるなどと言われたくらいのプロスペクト。大怪我からどこまで全盛期に戻るかがドラフト成否のカギ。
ゴリゴリ進んでいくハイドとは異なり、ギリギリまで待ってディフェンスを動かして穴を作っていくスタイル。すごく嫌な言い方をすると、ハイドが繋ぎでチャッブが超えていくのがチームとしての理想。
先日、背番号が31から変更された。カスタムジャージ買わなくてよかった。


【WR】
80 ジャーヴィス・ランドリー(新) 5-11/196 5年目

キャンプでのハイライトプレーを毎日のようにかっさらい、まだ開幕してもいないのに「ここ数年で最高の補強」とまで盛り上がる、タイロッドやベイカーとも相性抜群に違いないアンダーニースの鬼。プロ4年間で脅威の400捕球。
超熱血系とお見受けされ、ロッカールームのリーダーとなるかケミストリーを壊すかは紙一重?

11 アントニオ・キャラウェイ(新) 5-11/200 新人
ドラ4ながら素質は間違いなく一級品。スピード系ともいえるしクイックネス系ともいえるしとにかく動きは全部すごい。ポロリは多いが捕球自体は柔らかい。
しかしキャンプ中にマリファナ所持事件を起こすのはプロ入りを果たしてもまだ心を入れ替えていない証拠であり、見通しはどちらかというと暗い。
とりあえず開幕スターターに内定。試合に出られるうちに暴れといてくれ。

81 ラシャード・ヒギンズ 6-1/198 3年目
プレシーズンでは、やたらオープンになる場面が多かった。元々運動能力は平凡でルートランを磨かないと生き残れないと言われていた中で、とうとう何かを掴んだかもしれないブレークの定番・3年目。カムバックルートでベイカーと息がぴったりだったのも将来に向けて明るい。
過去2年で活躍したのはわずかに1試合のみ、彼が本物ならば砂上の楼閣ユニットがちょっと固まる。

18 デイミオン・ラトリー(新) 6-2/200 新人
「サイズとスピードのコンボ」という触れ込みから直線的なディープスレット候補かと思いきや、インやアウトの直角ルートもなかなか切れ味鋭く、プレシーズンを見る限り、当初のイメージとはいい意味でだいぶ違うWR。
ブラウンズといえど安泰とはいえないドラ6の位置から見事開幕ロスター入り。捕球力は未知数。

84 デリック・ウィリーズ(新) 6-4/207 新人
大学最終年は「テキサステックで4番手WR(注:ただしあの大学は4番手でも先発)」という超スリーパー。しかし、捕球は不安定ながら、でかいうえに速い、さらに割とセパレートもできていた、など最近のブラウンズでは期待度の高いビッグターゲットに。
ロスターに残り続けられるかはまだわからないが、まずは将来に向けてベイカーと息を合わせておればよい。いやむしろそうしたほうが選手生命長くなるかも。

12 ジョシュ・ゴードン 6-3/225 7年目
14試合だけでリーグのリーディングレシーバーになったのも早5年前。今やその存在のレア度でしか語られなくなった、デビューから7年目のRFA。
今季こそはと思ったら、再びリハビリで出遅れてプレシーズンには1試合も出られず、開幕戦も控え。早くフルシーズン働け。


【TE】
85 デビッド・ヌジョーク 6-4/246 2年目
大股開きジャンプでボールを叩きつけるセレブレーション先行型TE。
1年目は、ドラ1としては特段の大活躍でもなかったがレッドゾーンでの存在感を垣間見せ、今プレシーズンの初戦ではいきなり2TDとその才能を開花させそう。いや開花させい。今季躍進のキーマンの一人。

88 ダーレン・フェルズ(新) 6-7/270 6年目
カレッジではフットボール経験なし、大学卒業後も世界各国でバスケのプロ選手として活躍していた時期がある変わり種で、NFL6年目ながらもう32歳。
NFLでは専らブロッカーとして鳴らしているが、それ以上の働きができるくらいの運動能力は持っており、マークが外れているところに集中的にターゲットになるようなドライブも。

87 セス・デヴァルブ 6-3/245 3年目
前政権のドラフト、所謂「サシピック」が次々放逐される中、最も濃ゆいサシピックが生き残り。しかし「当たり指名」とも言えない、なんとももやもやする2シーズンを送っているところ。
2番手TEは、マークが薄いぶんシュアハンドが一番欲しいところであるが意外に落球が多いのがどうにも信頼に欠ける点。プレシーズンはケガで全休。

82 オーソン・チャールズ(新) 6-3/247 7年目
まさかの2枚目ブロッキングTE。ドラフト当時は万能TEとして期待の高いプロスペクトであったやに記憶しており、よくあるカレッジの「万能TE」がプロで「ブロッキングTE」になったパターン。実際にCIN時代はFBメインだったこともあり、(当面の?)ヴィターリの代役かもしれない。
逮捕により1年間のブランクあり、2016シーズンに復帰。


【OL】
75 ジョール・ビトーニオ 6-4/305 5年目
キャンプ中にLGからLTにコンバート。御大無きあとのチームのベストラインマンであり、LTだけを考えれば最善の選択肢。
ロビンソンが1stチームLTだった頃はギャレットがまるで練習にならんような状態であったが、ビトーニオが来てからお互いに切磋琢磨しているとの報もあり、さすがの適応能力を見せている模様。ただ本人はできればLGを続けたいらしい。

63 オースティン・コーベット(新) 6-4/306 新人
先発LG。ドラ2トップとしてはサプライズピックであったが、開幕先発を勝ち取って最初の関門クリア。
プレシーズンでは彼のプルアウトを起点にビッグランが何度か出ており、ルーキーながら重要な役割を担いそう。大学時代から知る尾藤先輩との名コンビ確立に期待。

64 J.C.トレッター 6-4/307 6年目
先発C。昨季はアオテンをはじめ押し込まれるシーンばかりが目立ち、プレーは物足りなかったものの、それまでのケガの不安を払拭する全試合先発を達成。
今プレシーズンは去年が嘘のような安定ぶり。ヒューオフェンス2年目で理解度が深まったならありがたい。

70 ケビン・ザイトラー 6-4/315 7年目
先発RG。昨年は大型契約の割にぱっとせず、おまえもキャッツのスパイかと言われないような活躍を今季こそよろしゅう。
プレシーズン全休につき何とも言えないが、基本的にはトレッターと同じ慣れのカーブを描いていただけるとありがたい。

74 クリス・ハバード(新) 6-4/295 5年目
先発RT。ランドリーの陰に隠れているがランドリーと同じくらい期待度の大きい補強。
軽さだけが不安と言われていたが、プレシーズンでは単独のパスプロも問題なくこなし、今のところド安定。ド安定すぎて逆に全く話題に挙がらないくらい。UABの星。

69 デズモンド・ハリソン(新) 6-6/295 新人
今年のブラウンズの目玉UDFAとして何度か紹介してきたが、見事に開幕ロスターを奪取。もちろん今の時期では予断を許さないが、なんとヒューがハリソンの先発LTについても「ポシビリチー」と言及したそうで、まあ今季ではないにしても期待値は相当なもの。
キャラウェイほどではないがフィールド外の問題児。君は一旦落ちてからここまで這い上がってきたんだから心を入れ替えてくれ。

71 アール・ワトフォード(新) 6-3/300 6年目
ドランゴに代わるGの控え。プロ6年目で21試合の先発経験もあるが、今季CHIの「一次」カット対象である点に一抹の不安。
ドランゴよりも確実に上回るのは機動力と思われるので、やはりプルアウト戦術を意識した補強か。

72 アーロン・ニアリー(新) 6-3/301 3年目
LARのファイナルカット組で、オースティン・ライターに代わる控えC。
これまで実戦に投入された経験がほとんどなく、本当にライターを切ってまで獲得すべき人材だったかどうかはこれから見極めることに。トレッターのケガ癖が、1年だけでは完全に払拭されたわけではないので結構重要。

78 グレッグ・ロビンソン(新) 6-5/330 5年目
落ちぶれた元全体2位指名。プレシーズンでもいいんだか悪いんだか、まあカットされてもおかしくないよなーなんて思うくらいもっさりした動きが印象に残っていたが生き残り。
大学時代の代名詞は強烈なランブロックなんだからGで第二の人生を目指させんのかなーなどと思っていたが、プルアウトに向かないこともあってか、あくまでTとして残している模様。

Posted by karashimentai at 21:34│Comments(9)
この記事へのコメント
ありがとうございます!
ここ数年、シーズン最大のお楽しみになってしまう選手名鑑。
待っていました。

マキャロン、恐ろしく値下がりしましたね。
トレード成立しないで本当に良かった。
Posted by redhotburger at September 04, 2018 21:51
すばらしい名鑑ありがとうございます。

WRヒギンズ TEヌジョクーには期待に答えてほしいですね。プレシーズン3週目のイーグルス戦でのOLには不安になりましたが、イーグルス以上のパスラッシュが強力なところとはそんな居ないということで頑張ってほしいです。
Posted by 茶王 at September 04, 2018 23:01
管理人様、選手名鑑ありがとうございます!イチオシの選手は、キャラウェイでしょうか?
Posted by ぶち戌 at September 04, 2018 23:38
時が経つのは早いもので、もう開幕です。ちょうど今頃のギャレットの怪我、カイザーへの期待が懐かしいです。
ビトーニオがLTに定着するのかがポイントだと思います。ヘイリーとGWがPITを打ち負かすことを期待します。ヒューにはクロックマネジメントで手腕を発揮して欲しいです
Posted by BYU at September 05, 2018 00:23
テイラーはわが軍を旅立って以降ずっと応援してきましたが、今年はランドリーやデュークあたりとハマって大活躍する予感がします。
カールデービスもいるし、ぜひともがんばってほしいです!
Posted by いわもん at September 05, 2018 17:00
ハードノックスが終わりました。結果は知ってましたがロースターカットというのはビジネスとはいえ素っ気ないというか寂しいというか厳しい世界ですね。彼等の未来に幸あれ!
Posted by 元茶犬ファン at September 05, 2018 19:44
犬名鑑ありがとうございます!暇つぶしなんてとんでもない。楽しみにしておりました。

無理とは分かりつつも、ベイカー&タイロッド体制はしばらく続いてほしいです(笑)
それとヘンリーってRBの使い分けって出来るOCなんでしょうか?PITの時はベルしか使ってなかった気がするので、ちょっとそこが心配ではあります。まぁ開幕すれば分かることなんで、期待してみます。

Posted by くうた at September 05, 2018 21:12
お疲れです。これで1年乗り切れます。
OL以外はグレードアップ。
ヒューがやらかさなければ、5勝はイケそう。
Posted by oilman at September 09, 2018 22:00
皆さまコメントありがとうございます。たいへん励みになります。
下の方のロスター入れ替えはやむを得ないにしても、ビトーニオとハリソンは大誤算でした。直前に変えやがってw
でもってオフェンスのイチオシはハリソンです!
Posted by mentai at September 14, 2018 19:15