January 28, 2018

シニアボウルメモ

 モビールに移住したい定期。
 ほとんどオフェンスのみのメモ。

QB
 誰がウェンツのような存在感を示すのかと思っていたら、まさかの「みんないい」結末(1名除く)。ブラウンズには関係ないが、トップクラス以外も層が厚そうだなあと思わせる、久々にQBのレベルが高いシニアボウルとなった。
 マイク・ホワイト(西ケンタッキー)はTDドライブに63ydディープパスも成功。カート・ベンカート(バージニア)は逃げながらオープンを待ってラシャード・ペニーに一発TDパス。
 そしてMVPは、抜群のコントロールで3TDを含む圧倒的なスタッツを記録したカイル・ラウレタ(リッチモンド)。1プレーでサックを2回かわすなどエンタメ性も高く文句なしの選出。シュラインゲームでジェレマイア・ブリスコーがクラッシュし、今年の”FCS代表”にはケリがついた様相。
 なお実況と解説とで発音が異なって最後まで統一されない中、結局ローレタなのかラウレタなのかは闇に包まれたままであるが、暫定的にその道のプロである実況が採用していたラウレタで。
 唯一しょっぱい結果に終わったQBはタナー・リー(ネブラスカ)。超クリーンポケットかつレシーバーがぶち抜き、という絶好のアピールチャンスが2回あって2回ともオーバースロー。これは試合後独りになって泣いていい。
 一番目立たなかったのはメイフィールドだが、別に大ポカしたわけでもなし、誰よりも実績で証明済のアドバンテージがあるので、評価がこの試合によって下がることはなかろう。
 そして注目のアレン。ええやん。練習あんなんから急にやるやん。2TDドライブを演出していずれも最後はナイスタッチのパス。超軽く投げて飛距離30yd。ゲージの幅自体は同じで、両端が0から50の場合と0から100の場合とでは、後者の方が1単位の調節により繊細さが必要になる的な難しさは伝わる。しかしやっぱり夢がある。ウズウズする。無駄な投資なんて今に始まったことじゃないからいっそカイザーと置き換えてくんないかなあ。

 ところで、メイフィールドが投げたパスが弾かれて目の前に戻ってきて、メイフィールドがボールに触れまいと慌てて避けたシーンになぜか涙がこぼれそうになった。あれを平然と捕って、あまつさえもう一回投げてしまうプロのQBが某プロチームの先発だったという都市伝説がある。

RB
 圧倒的に目立ったのは137ydのラシャード・ペニー(サンディエゴ州立)。今年のFBSリーディングラッシャーだしすでにゲームフィルムがたっぷりある選手だが、素晴らしいギアチェンジを披露して能力の裏付けに成功か。
 ケイレン・バラージ(アリゾナ州立)はダウンフィールドでのフィジカルプレーがテレル・デービスに絶賛されていた。カレッジではパスレシーブでも活躍しており、6-2/222の3rdダウンバックなんて面白いなあと思いながら。
 そして新たなヲチ対象。
ダレル・ウィリアムズ Darrel Williams(ルイジアナ州立) 6-1/229
 シニアボウルで目立ったのは1プレーのみだが、ディフェンダーに群がられながらのズルズルランで、個人的には強烈なインパクト。
 フォーネットとガイスがいたLSUでは3番手人生、フォーネットがプロ入りしたことで最終年にようやく2番手に昇格し、145回850yd(平均5.7yd)9TDを記録。もちろん実績としては物足りない。
 しかし「フォーネットとガイスの控え」はとりあえず「1巡よりは評価が低い」ことしか意味しない。ウィリアムズかてトップスクールからリクルートされた有望株。ここにスリーパーが潜む蓋然性は高い。

OL
 1v1を抜いてのクリーンなサックは4つほどあったが、うち2つを献上したのがよりによってブライアン・オニールとアレックス・キャッパという悲しい結果に。小生の慧眼。御大もう1年プリーズ。
 他に目立ったのは、ブレット・トース(陸軍士官学校)のダウンフィールドブロック。さすがフレックスボーントリプルオプション仕込み。もっともアーミー出身OLは完全にパスプロが未知数なわけですが。

D#
 そもそも今季の視点がスキルポジション中心だったこともあるが、試合がオフェンス無双すぎてディフェンスは全体的に目立ったところなし。
 とはいえ、このような即席チームによるゲームでは圧倒的に有利なパスラッシュはさすがに何名かがプレーを決めており、ダニエル・ジェレマイアがランキング10位に置いているマーカス・ダヴェンポート(テキサス大サンアントニオ)はサック、QBヒット、ファンブルリターンTDとしっかりアピールできた。オボ・オコロンクオ(オクラホマ)はキャッパをぶち抜き、ジェーリン・ホームズ(オハイオ州立)もスピンからの鮮やかなサック。
 なおホームズも、バッカイズのエッジ戦力がTルイス、ハバード、ボサ弟とびちびちに分厚かったためだいぶ出番が少なかった元トップクラスリクルートで、ダレル・ウィリアムズ同様に隠れた存在かも。
 練習を含めて今年のシニアボウルを最も盛り上げた1人、永野似の片手LBシャキーム・グリフィン(中央フロリダ)は、インタビュアーに捕まって出場予定だったプレーをすっ飛ばされるハプニング。コンバインにまだ招待されていないらしく参加を熱望していたが、これだけ評価を上げれば大丈夫でしょう。

Others
 LSタナー・カルー(オレゴン)に触れておかなければなるまい。別にルービックキューブの天才だから取り上げるわけではない。感覚的に、今の20代前半の若者が子供時代にルービックキューブで遊ぶこと自体が日本だとちょっとピンとこないんだがアメリカでは幼児教育の定番おもちゃにでもなっているのだろうか。レゴブロック的な。
 がっつりルービックキューブに脱線したので話を戻すが、カルーはこの試合で、ロングスナッパーがパントで転がったボールを押さえるという、ある意味一番のハイライトプレーを披露。また本職のスナッピングにおいても10年に一人の逸材だとかそうでないとか。逸材って何。こういうところに光が当たるのもまた好し。
 
最後に
 これにて今季のフットボールゲームは全て終了しました定期

Posted by karashimentai at 14:44│Comments(8)
この記事へのコメント
いつも面白く拝読させて頂いております。
個人的にはアレンにロマンを非常に感じます。
指名回避を匂わせたダーノルドやローゼンは、うちのようなチームでは活躍出来ないと思います。
万一に備え、上位でQBを二名補強するのは駄目でしょうか?
両方活躍すれば高値で売り払えますし、保険になります。
二人とも外したら地獄ですが、馬券は手広くした方が当たりますので。
Posted by ソゼ at January 28, 2018 16:50
アレンのあのTDパスで育てたくなったコーチ多数でしょうね。
特にチャッキーが思い浮かびましたがヤツにはカーがいましたね。

Vikesは控えQBも3rdダウンバックも必要なんで面白いシニアボウルでした。
Posted by ニシ at January 28, 2018 19:01
アレンは練習でも初日からだんだん良くなった気がするし、試合でも後半の方が良かったし、アレン評の「まわりが良くなればアレンは化ける」ってのはあながちウソではないと思ってしまいました。
メイフィールドはもう少し見たかったですが、この二人にローゼンとダーノルド。いやぁ悩ましい!妄想が尽きません🤪
Posted by くうた at January 28, 2018 22:25
肩がジェフ・ジョージで、もし頭がバーニー・コーザーなら、間違いなくアレン一択なんですが、さて。
Posted by LiCaK at January 29, 2018 09:16
シニアボウル観て、1位RBバークリーからの4位QBで良いんじゃないかと思うようになりました。今年のトップレベルQBなら、QBに合わせたO#を構築できたら良い結果が出せそうで。
Posted by コリンズ推し at January 29, 2018 12:53
>ソゼさん
ようこそお越しくださいました。
アレンは、全体1位かはともかく、去年のカイザーとは比較にならないくらい欲しいですね。

FAもしくはトレードでベテラン、1巡でQB(とバークリー)、2巡でQB、アリだと思います。
ブラウンズはあまりにもドラフトでスカを引きすぎました。どん底を見すぎて、掟破りをやっても本気で怒るファンはもういないと思いますw
むしろ余るくらいの贅沢な悩みを抱えたい・・・

>ニシさん
ニーズがオフェンス寄りだと目移りする試合だったかもしれませんね。
ブラウンズ視点だと、ちょっとDBのカバーが緩い気がしたのとQBのパス精度が全体的に高くてWRがよくわからなかったのが玉に瑕でしょうかw

>くうたさん
練習がボロボロでも本番でしっかり結果を出したのは、差し引きプラスに働くと思います。
今年は予想が難しい。純粋にドラフトを楽しむには本当に面白い年ですね。

>LiCaKさん
アレンはあとインタビュー次第ですかね。
こればっかりは我々に情報が入ってこないので、ドラフト本番まで祈るのみですねえ。

>コリンズ推しさん
セイクオンが、レヴィオン・ベルの全方面アップグレードだと信じるならば指名しない理由がありませんw
まずはとにかく先発級のベテランを確保できるかどうかですね。
Posted by mentai at January 29, 2018 18:08
はじめまして。基本人につく。たまに居つく。そんなNFLファンです。

都市伝説・・・ペンキ屋さんですか。懐かしい。
兄者全休のシーズンとはいえ、いくらなんでもあれはひどかった。
しかし、その後の顛末から今に至るを思うと――

コールドウェル、ポリアン親子、そして・・・
兄者の脇を固めていた老コーチたちを連れて去ったエイリアンズ。
あの頃から、馬蹄にはひびが生じていたのやも。

基本BSしか媒体を持たないパッションゆえ本題にはついていけず、
枝葉をつまんでの茶々となります。お目汚しでしたら申し訳なく。

お邪魔しました。

Posted by 猫犬系ファン at February 06, 2018 07:25
いえいえ、長駄文なもので「枝葉」が記事の全てのこともあります(笑)

なんとペインターもやってましたか!
あんなのウィーデンしかやらないと思っていました。
Posted by mentai at February 08, 2018 21:16