November 07, 2017

まだ半分しか終わってないのかよ 3

 最後は具体的な数字で嘆くコーナー。今年はど真ん中byeなのでシーズン換算しやすい。

QB デショーン・カイザー 111/213(52.1%)1144yd 3TD 11INT レーティング51.1
 1試合だけならともかく、こんだけ投げてレーティング51.1ってルーキーといえどすげえ数字だなあと思い、同様に酷いのを思いつく限りで調べたところ、このレベルの先達はライアン・リーフ(彼のみちょっと次元が違うけど)とアキーリ・スミスくらいだった。どちらも歴史にその名を刻むレベルのBボーイである。まあトロイ・エイクマンの一年目も近いところにいるけどもうちょいマシ。
 しかし今シーズンはもうどうでもいい。後半は存分にカイザーを試していただいて結構。

 今季前半のQB出番一覧。

  Week1 カイザー
  Week2 カイザー>ホーガン(偏頭痛Week)
  Week3 カイザー
  Week4 カイザー>ホーガン
  Week5 カイザー>ホーガン
  Week6 ホーガン>カイザー
  Week7 カイザー>ケスラー
  Week8 カイザー

 ホーガンの斬り捨ては驚きであった。先発で試して3INTだったから剥奪は理解するとしても、リリーフ登板ではまだ3TD2INTなんだから何も3番手に落とすこたなかった。それこそ、カイザー先発なら2番手、カイザーが最初からOUTの日はケスラー先発待機、みたいな体制でもよかった。
 それも0-8の今となってはどうでもいい。どっちがバックアップでも結構。

 おそらくシーズン後半は「カイザー単記」もしくは「カイザー>ケスラー」の2通りになるのだろう。カイザーは後半8試合の平均でパス成功率55%、レーティング70を目標に。もう高望みしません。

RB アイゼア・クロウェル 
  ラン102回351yd(平均3.4)1TD / レシーブ17回162yd(平均9.5)0TD
RB デューク・ジョンソン 
  ラン34回176yd(平均5.2)2TD / レシーブ36回324yd(平均9.0)1TD

 クロちゃん残念。UDFAから大エースへと期待したのに、オフの流出はこの時点で規定路線といっていい。ただやはり、ゾーンブロック採用チームではまだハネそうな期待感を持たせるRBなので次の仕事場はすぐに見つかるだろう。さようなら。ランゲームの未来はセイクオン・バークリーと共に。
 デュークは実にデューキーなスタッツだがパスレシーブの数字は伸びている。とはいえ、チームとして、レシーブの回数でも獲得距離でもデュークがチームリーダーってどうなのよ。チーム1位がリーグ67位て。
 どちらもオールパーパスで1,000ydペースなので、最低限今のパフォーマンス維持に期待か。もちろんクロちゃんにはもっと走ってほしいけど。

WR リカード・ルイス 45ターゲット 23捕球292yd(平均12.7) 0TD
TE デビッド・ヌジョーク 32ターゲット 18捕球195yd(平均10.8) 3TD
TE セス・デヴァルブ 32ターゲット 17捕球194yd(平均11.4) 1TD
WR ラシャード・ヒギンズ 32ターゲット 14捕球150yd(平均10.7) 0TD
WR ケニー・ブリット 27ターゲット 10捕球128yd(平均12.8) 1TD

 これがRBを除くレシーブトップ5。やべえリーダーが600ydいかねえ。
 そしてえげつない捕球率。カイザーのコントロールと落球祭りのシナジー。
 そしてえげつないレシーブ平均。そらRBに投げるのが安全性も効率性も高い最適投資ってことになる。
 また、見ての通りTEへのパス試投はそれなりに多い。ただこのTE達もやたらディープに走らせてまるっきりWRなのでルーキーに優しくないことには変わりない。

***

 守備は主要スタッツのチームトップ3形式にて。

タックル数:
 ジョー・ショーバート 71
 クリスチャン・カークシー 67
 ジャマー・テイラー 39

 負けが込んでいるチームのタックル数が多くなるのは必然。一応、ちゃんとLB陣がワンツーを占めているのは健全なフロント7の目安といえる。守備があかん時はSSが割り込んでくる。
 ショーバートはまだビッグプレーにはそれほど縁がないが、1年目から2年目の伸び方としては十二分。経験を蓄積することでもう1ステップアップありそう。

ロスタックル(サックは除く):
 デリック・キンドレッド 9
 クリスチャン・カークシー 6
 コリンズ/オグバ/シェルトン 4

 ペッパーズとキンドレッドのポジションを入れ替えてみたら?と思えないのは、ペッパーズがどのみち勉強期間というのもあるが、キンドレッドの働きそのもによるところも大きい。プロボウルとかそんなレベルではないが、GW守備との相性の良さを感じる。
 カークシーはさすがの読みの鋭さ。パス守備も含めて超安定。ブラウンズがTEにやられているのはGWがそもそも無視しとるからで、カークシーがつけばしっかりカバーしている場面が多い。大金手にしてもパフォーマンスを落とさない選手はそれだけで愛す。
 シェルトンの4つはすでにキャリアハイに並ぶ数字。数えてないけど今年はアホペナもだいぶ減っている印象であり、3年目にしてようやく安定感が出てきた。好調なラン守備を支える存在。

サック:
 マイルズ・ギャレット 4.0(3試合で)
 オグバ/ナッシブ/バージェス 2.0

 トータル16個はリーグ21位。ギャレットは文句ないけど他からもうちょいほしい。サックは、もちろんスキーム勝負によるものもあるけど個人技に負うところも多いので、GWじゃなくて選手に頑張ってほしい。

INT:
 ジェイソン・マコーティー 3
 ジョー・ショーバート 1
 デリック・キンドレッド 1

 トップ3というかブラウンズの全INT。リーグ最下位ではないが(OAKは未だゼロだそうな)下の方。
 ちなみに、オフェンスがぶっちぎりでやらかしているせいでターンオーバーレシオは最下位。

PD(INTを含む):
 ジェイソン・マコーティー 12(6試合で)
 ジャマー・テイラー 7
 ボディフーン/カークシー/オグバ 4

 個人的にはINTよりも好きなスタッツなのでこちらも。
 現在リーグトップが13個、またマコーティーのキャリアハイが19個なので、今季のマコーティーが如何にキレッキレかを物語る数字である。さらにファンブルフォース2個(すでにキャリアハイに並んでいる)のおまけつき。レシーバーの眼を読んでの手出しとかレシーブ直後のボール掻き出しとか、細かいテクニックの宝石箱。ここ2試合OUTだが、bye明け復帰が待ち遠しい。
 DLでは、オグバの4つに次いでナッシブも3つ、このカテゴリーでは期待通りの働き。

Posted by karashimentai at 20:54│Comments(11)
この記事へのコメント
やはりQBとWRなんですね。
分かってはいたけど数字を見せられると余計に…

デニス・グリーンのデカいOLと捕球力あるWRにスピードRBが揃えばQBは強肩でありさえすれば良いって時代は今になって考えるとリーズナルブルなチーム作りだったんだと感心する次第です。
基本的にはディープとドローの2択を強いてどうにかしちゃうアレ…
ゴードンとコールマンが揃い踏みになれば燻ってる強肩QBを連れてくれば90年代のVikes的なオフェンスになりそうな予感はしますよね。

あと、成長したQBを巧く使うコーチとQBを成長させるコーチの見極めもQBの見極め同様に大事で難しい感じですね。
Posted by ニシ at November 08, 2017 08:41
ジャマーカス・ラッセルもカイザーの成功率に近かったです。こちらも稀代のBボーイですが…
カイザーは勉強熱心なので大丈夫だと思うのですが…
Posted by K猫 at November 08, 2017 08:50
ヌジョークそんなもんでしたっけ?
ラインが弱いのであれば、ヌジョークとデヴァルブにショート投げるのが普通ですよね。
偏頭痛はあるにせよ、四試合も試合途中で交代させられたら、だれでも自信を無くしてしまいます。
確かにQBに対して厳しすぎるかも・・・・・・・・
Posted by くろたん at November 08, 2017 13:33
『チームとして、レシーブの回数でも獲得距離でもデュークがチームリーダーってどうなのよ。チーム1位がリーグ67位て。』の部分とても分かりやすいです。そりゃあ、めったに勝てないよ、と痛感しました。

ウェンツを、ワトソンを…などとタラレバで批判する者も多いかと思いますが、奴らだってこれじゃあなかなか結果は出せないはずと思います。
QBがまともかどうかを判断するリトマス試験紙として実績のあるWRの加入が待たれます。ゴードンは大丈夫でしょうか。寅さんは帰ってくるけど、ゴードンはもう帰って来ない人だと思っていました。心がザワつきます。
ディフェンスで勝ちを拾えるチームにしつつ、OLを整備しQBを入れ替えつつ成長を待つ、それしかないと思います。
Posted by vinta at November 08, 2017 13:44
コリンズも頑張ってくれてるとは思うのですが、スタッツ的にももっと目立って欲しいですよね。
セイクワン・バークリーは欲しいです。ガロポロを手に入れたSFも狙いそうですが。
Posted by コリンズ推し at November 08, 2017 21:58
>ニシさん
そのデニスグリーンオフェンスと、ゴールは結構似てると思うんですけどねーw
まあ御大が抜けたから後半はガラリとアプローチを変えると思いたいですが。

>K猫さん
あージャマ〜カスも酷いですね。
いかん、また将来性ナシ事例が一つ増えたw

>くろたんさん
ヌジョークは3TDで目立ってますが、実はかなり寂しいことになってます。
彼が今年安定しないのは想定通りといえるのかもしれませんが、言うてもドラ1ですから後半はもうちょっと数字を伸ばしてほしいですね。

>vintaさん
メインの武器がダンプオフみたいなことですからねw
OLは5人維持で来年熟成するはずなので、QBは「とりあえずプレッシャーがない場面ではコントロールがいい」というアプローチでもいいかもしれません。この場合カイザーは当てはまりませんねw

>コリンズ推しさん
コリンズは、大暴れする試合が一つ欲しいですね。そこからGWスキームを掴みそう。
全体1位でRB争奪戦は熱いですなあ。
Posted by mentai at November 08, 2017 22:23
後半戦もカイザーがスタメンのようですね。
せめてプロの試合を見せて欲しいものですね〜今期は49ersとの対戦がないのが残念ですが😅
Posted by ぶち戌 at November 08, 2017 23:52
バーニッジさんに戻ってきてもらい、3TE+ジョンソンのショットガンでいいんじゃないかとすら思います。無理か…
ちなみにMadden NFLで今年をシミュレートしてみたところ、カイザーは28INT。19のドラフトでブレイディばりのルーキーを取り、放出と相成りました。
Posted by やの at November 09, 2017 09:12
改めて思い出してみるとここ10年のオフェンスドラフティ達は移籍したチームでも覚醒したって印象がないんですよね

これを「引きが弱い」で済ませていいものか
とは言っても結果論ですからどうすればいいってモノがあるわけでもなく
悩ましい限りです

少なくともチーム方針をコロコロ変えるのは止めたいトコですよね
とりあえず、首脳陣には多井プロにでも弟子入りして麻雀でも覚えてもらって「最強最速」を身につけてもらいたいですわ(笑)
Posted by やぎ at November 09, 2017 11:57
今回の「まだ半分しか終わってないのかよ」の三部作は、真面目にブラウンズのことを考えている人にはかなり「ササル」内容だったと思います。
私はだらしないので、毎晩のように読み直し、酒が飲みたくなり、飲み過ぎて二日酔いになってしまう…、そのような日々でした。

去年ブラウンズが1勝をあげた試合の、勝利直後のファンの映像を見ました。本当にうれしくて、選手に無我夢中で手を振っている子供がたくさんいました。僕が子どものころは弱かったんだ…、と言わせてあげてほしいなと思いました。
Posted by vinta at November 12, 2017 01:52
>ぶち戌さん
ここからは、ぼちぼち上がり目を見せてくれないといけませんね。

>やのさん
28INTはゴキゲンですねw

3TEは後半もうちょっと試してほしいですね。
今までやってないのがおかしい、というか今年はそういうヘビーなオフェンスやるしかない戦力だと思ってたんですが、まさかの3WR祭りという…

>やぎさん
いい土台作ってるのに建物がプレハブですね
プライアーも全然弾けてないですねえ。ブリットよりはマシですけど

>vintaさん
Defense wins championshipは宗教だと見せつけているシーズンですw 1勝もできねーじゃねーか!
Posted by mentai at November 12, 2017 11:45