July 23, 2017

キャンプイン時況:オフェンス

 ブラウンズの全員集合キャンプインは現地26日から。小生もそろそろエンジンをかけたいところであります。今回は、オイル交換時恒例のロスターおさらいネタにて。

【QB】
 スターター候補:コーディー・ケスラー
 スターター候補:ブロック・オスワイラー
 スターター候補:デショーン・カイザー(D2)
 Osが消えた場合のみ:ケビン・ホーガン


 競争は熾烈なのに見どころもへったくれもない、という矛盾。「誰それに期待」なんておこがましい、「誰でもいいから出てきて」という祈祷から始めなければいけない哀しさを共有できる他チームファンは少ないであろう。開幕先発が消去法で決まるようだと今年も辛い。
 それでもベストシナリオをあえて妄想するならカイザーの開幕先発。理由は簡単、カイザーが(現状)一番天井が高いから。
 ただしこの場合、ルーキー開幕先発決定までの過程がラッセル・ウィルソン的であることが絶対条件となる。すなわち「元々今年使う気なんてさらさらなかったけど、キャンプを経てどう考えても一番完成されてるんだからしゃあない」という判断に基づいているかどうかが重要なのである。ピート・キャロルばりの慎重さと眼力が求められる。
 妄想は度が過ぎると悲しくなるから現実に目を向けてみるとそこにはケスラー。ヒューオフェンスで先発経験済のアドバンテージや絶大。ただしケスラーが先発のチームはケスラーが引っ張る形にはならない。後述する他ポジションの出来がより重要に。
 オズの格付けは去年のワイルドカードで済んだと思っているが、そこはブラウンズデプスのこと、まだまだ油断は禁物。なお、まかり間違って開幕先発したとしても、期待度ゼロではないことを白状しておきたい。
 なお「ロスター入り確率」だけで予想するなら最も堅いのは3番手候補のカイザーなので、ホーガンにとっては厳しい壁が立ちはだかる。長い目で見たいQBだけどなー。


【RB/FB】
 スターター:アイゼア・クロウェル
 3DB:デューク・ジョンソン
 3番手争い:マシュー・デイズ(D7)/ジョージ・アトキンソンIII世/テレンス・マギー/ダリアス・ジャクソン
 単独FB:ダン・ヴィターリ


 主力は変わらず、デプス確保にも本気度が見えず、首脳陣がクロちゃんに相当の自信を持っていると解釈するほかなし。
 調子が悪いと平均1.0ydを平然と割ってくる波の荒さにゲンナリもするが、いい時のクロちゃんはまじエジーキルなので強化OLとのシナジーには大いに期待したいところ。
 デュークはおそらく今季も400ydラン、500ydレシーブ安定。
 3番手争いはヒュー&カービィの構想次第で、クロちゃんタイプのバックアップならジャクソンとマギー優勢、デュークタイプのバックアップならデイズ優勢。
 過去2シーズンの試合を観ての勝手な仮説だが、1プレー1プレーに魂を込めるデュークはスタミナに制限があって出番を抑えられているのかなといった気配もあり、本当はもっと使いたいということでデイズ最有力を予想中。
 GAIIIは、さすがに今年はリターン枠で生き残れないだろうから、キャンプでかなりのアピールが必要な選手の一人。
 ヴィターリはいまのところ競争なし。強いていえば「FBをロスターに加えるか否かのコーチ判断」という見えない敵と戦うことになるが、ヒュー&カービィオフェンスがFB(Hバック)を持たないとは考えづらい。


【WR】
 1番手:コーリー・コールマン
 2番手:ケニー・ブリット
 まさか全滅しないよね:リカード・ルイス/ラシャード・ヒギンズ/ジョーダン・ペイトン
 リターン枠:マリオ・オルフォード
 有象無象:ラネル・ホール/ジョシュ・ボイス/ジョーダン・レスリー/リチャード・ムラニー/ジェームズ・ライト
 チームには一応在籍してます定期:ジョシュ・ゴードン


 ケガさえなければコールマンとブリットの両先発は確定。さすがにもうないと思うけど、ブリットが第2のドウェイン・ボウならユニットは容易に壊滅する。それにコーリーとてエースとしての資質は未だ何も証明してないわけだからおそろしく不安なユニットである。
 3段目の2年目トリオは、ブレークとは言わずとも誰か一人は大きく出番を増やすことになりそう。サイズとスピードのルイスか、ポゼッションのヒギンズか、フィジカルのペイトンか……ペイトンはちょっと水をあけられている気がしないでもない。
 4段目オルフォードはKR/PR枠。Cコールマンやペッパーズあたりに兼任させない限りは、現ロスターでベストのリターナーであり、53生き残り確率は結構高いと予想している。
 5段目は、公式サイトのロスター表で確認しないと名前が出てこない有象無象クラス。とはいえこのデプスなら1人2人生き残っても驚かない。


【TE】
 おいオレの筋肉、エースはどっちなんだい:デビッド・ヌジョークー(D1c)/セス・デヴァルブ
 ブロック要員1番手:ランドール・テルファー
 ワンチャン:テイラー・マクナマラ/J.P. ホルツ


 はじめに、棚上げ中だったNjoku問題ですが、Nをしっかり発音しているものが大半だったためとりあえずヌジョークーで見切り発車す。今後、ダグ・ディーケンやらリッチ・アイゼンあたりがどう発音するかによって変えるかも。

 で本題。TEは信頼のバーニッジをカットして完全にポテンシャル依存体質へ。今後衰えていくバージョンのバーニッジならデヴァルブが後継できる、との自信の表れと捉えるなら開幕時点ではデヴァルブ優勢ということになる。ドラ1とはいえ素材先行のヌジョークーは、開幕先発当確には程遠いと予想しておるところである。
 ヌジョークーはキャンプ全体で見ても注目の一人なので、おそらく練習で落球したらすぐ地元メディアに取り上げられるような状況になると予想される。元よりギャンブル性の高いピックと考えているので今年はどう転ぶか見当もつかぬが、じっくり待つことが肝要。
 個人的予想はデヴァルブが開幕スターター、ヌジョークーは開幕レッドゾーンウェポン。加えて、2年目WRトリオがあまりに不甲斐ないようならスロットレシーバーをここから供給する可能性も。


【C】
 先発:J.C.トレッター
 バックアップ争い優勢:オースティン・ライター/マーカス・マーティン
 バックアップ争い劣勢:アンソニー・ファビアーノ/ゲイブ・アイカード


 このポジションはアーヴィングで盛大にコケたケガの功名というべきか、気づけばまともなデプスを確立。控え陣は、マーティンを除く全員が引き続きのチーム在籍であるため戦術理解度の上積みをストレートに計算してよく、また新加入のマーティンは過去3シーズンで24試合先発と一番経験豊富。なかなか高いレベルでの争いが期待される。
 トレッターはプロ入り後の4シーズンで、大小合わせてすでに3回の負傷離脱を経験。実績からの超単純計算だとフル出場確率は25%。つまりバックアッパーズにおかれては、ロスターに残れば試合に出られる腹積もりでいていただきたいが、例えば2番手候補として期待のライターも先発1試合でACLやっちまった実績持ちなので、今季もCがとっかえひっかえ状態になる不安は付きまとう。

【G】
 先発:ジョール・ビトーニオ/ケビン・ザイトラー
 6thマン:スペンサー・ドランゴ
 ケガから復活できるか不明:ジョン・グレコ
 グレコ次第:クリス・バーカー


 ビトーニオも密かにケガの不安と隣り合わせなラインマンに成長。2年連続で長期離脱しており、実はトレッターに負けず劣らず計算しづらい戦力となっている。
 それでも机上ではクロちゃんにぴったりな最高のGコンビゆえ、ここに期待しないことには今季のブラウンズなんか応援したって詮無いことになるのである。インサイドゴリゴリではなく、プルアウトからのパワーランにありありと重点を置いた補強。Gがこの両者でフルシーズンを戦えるならクロちゃんの1500ydシーズンも見える、というような暴言は今のうちに吐いておくに越したことはなかろう。シーズンが深まれば皆忘れている。

【T】
 GOD:ジョー・トーマス
 先発争い:ション・コールマン
 先発争い若しくはカット:キャメロン・アーヴィング
 たぶん今年は残す:ロデリック・ジョンソン(D5)
 無理筋:マット・マキャンツ/ザック・ステラップ


 キャンプの注目はション君とアーヴィなんとかさん。
 ション君は、OLブートキャンプ主催者ルチャによる「ションは1年かかる」との予言を信じるなら、昨年全く頭角を現せなかった点には目を瞑れる。
 一方のアーヴィングは本当にラストチャンス。OTとして機動力は高いほうだし、Cと比べたら頭脳的負担は減るし、普通に先発を勝ち取れるポテンシャルはもちろんある。ドラフト時の「OTとしてのアーヴィングは3巡レベル」という評価を鵜呑みにするならション君とスクラッチである。
 ジョンソンは、誤解を恐れず評するなら「御大の後継候補」。もちろん候補としてはジャブ程度であるが、いよいよカウントダウンが始まったとも取れる。よってジョンソンの今年の出来はどうでもいい。救いようがなさすぎて今キャンプでいきなりカットという事態だけ回避してくれればよい。
 そんなこんなで、マキャンツとステラップに恨みはないが、二人がカットされるのがブラウンズファンとしての理想である。彼らのロスター入りはアーヴィングかジョンソンいずれかのカットを意味するから。

Posted by karashimentai at 18:36│Comments(7)
この記事へのコメント
お帰りなさいませ

スキルポジションが相変わらずペラッペラの薄さで、誰か転けたら昨年の二の舞になりそうですね。

さきほどSB勝利のオッズを見てきたら、2年連続でぶっちぎりの最低人気でした・・・

Posted by redhotburger at July 24, 2017 20:16
お久しぶりの更新お疲れさまです、お帰りなさい!
去年のうちにケスラーの結論を出しておきたかったなぁ、と改めて思いました。「ラッセル・ウィルソン的」というのは名言、その通りと思いました。キャンプで一定の結論を得て、もう駄目だと判るまで辛抱強く使い続けるというのが大切だと思います。
シーホークスでウィルソンに負けたフリンは、レイダースに来てカーに再び負けました。カーを先発に固定しましたが開幕10連敗でした。使い続けるのも大変ですが、結果としては近道と思います。誰がフリン役になるかはわかりませんが、決めたら安易に交代させないでもらいたいというのが私の考えです。
Posted by vinta at July 25, 2017 14:37
vintaさん

フリンはTPですよ、カーはショーブです。
Posted by John rider at July 25, 2017 22:57
John riderさん

恐ろしい。自分でストーリーを勝手に作り替えていました。ご指摘ありがとうございます。

記憶力が乏しいのは認めますが、それだけ忘れられてしまうQBがレイダースには多かったということでしょうか?

ブラウンズも良い意味で忘れたくても忘れられないQBを早く得てもらいたいと思います。
Posted by vinta at July 26, 2017 18:04
vintaさん

早く忘れたいのに未だに忘れられないQB#2が我がOAKには居ますね(笑
Posted by John rider at July 27, 2017 07:12
QBの総の厚さはまずまずですが、どうもこれという顔が思い浮かびませんね😅今期は、何勝出来れば上出来なのでしょうか?
Posted by ふて猫 at July 27, 2017 10:27
>redhotさん
なんというか、軸がないですねえ。
OLが自慢とはいっても、スキルポジションがこのままだと「DALの下位互換」から抜けられません。
とはいえ、ディフェンスが今年結果を出してくれないことには次に進めませんね。

>vintaさん
今年がケスラーを判断する年ならカイザーは判断できない……ってことで
来ドラフトでのQBへのオールインもやりづらい状況ですね。
獲れるなら一人欲しいのがいるんですが。

>ふて猫さん
贅沢な希望は6勝ですw
Posted by mentai at July 27, 2017 16:20