March 12, 2017

’17 FAバザール 2日目まで

 まず昨エントリの訂正から。
 なんでもオスワイラーの契約にはオフセット条項があるだとかで、もしブラウンズがこのままカットしたうえでオスワイラーが他のチームとの契約を締結できた場合、負担は16Mから12Mに低下するそうな。
 いやこれとて裏はもちろん取れないが、現地報道におけるオズ即カットの根拠としては妥当であり、おそらくこれが正解だろう。伏してお詫びしません。
 なお12Mでのドラ2購入でもまだ高いので、オスワイラーが(トレードできなければ)チームに残る、という予測は続投します。

<IN>
WR ケニー・ブリットと4年32.5M(17M保証)
 この契約はプライアーとセットで考えないといけないところであったが、まんまと出て行ってしまったため結果はリプレース。プライアーについては後述するが、アップグレードか否かという見方ではなく、何とか戦力は維持できたってことでひとまず安心しないといけないところであろうか。サイズを生かして、競り合いでボールをもぎ取れる点では共通するものがある。
 プライアーと比べて、WRキャリアの差が6年(プライアーの’16をカウントしなければ7年)もあるのに年齢は1つしか違わないので、より計算しやすいという点と、プライアーと違って安定感重視のポゼッションタイプなので、コーリー・コールマンをエースとして仕立てるつもりならバランスは良くなったという点で、適性は高まったかもしれない。つまりこの補強が輝くかどうかはコールマン次第。

G ケビン・ザイトラーと5年60M(31.5M保証)
 ここまでのドラフトプロセスで、ダン・フィーニー(インディアナ大)との接触にやけに熱心だなと思っていた矢先のザイトラー。グレコ、ドランゴといるGを最重要ターゲットにするとは意外。かような大物が入ったことも意外。
 OLで御大より高いのは(ザイトラーに限らず)心情的に引っかかるものがないではないが、今年はオーバーペイが戦術みたいなものだから単体の契約としては不満なし。ヒューは当然よく知った選手で、使い方も心得たものだろうし安心できる補強。

C J.C.トレッターと3年16.75M(10M保証)
 今年のルーキー契約満了UFAではトップクラスの評価を受けていたC。ケガと歩んだ4年間であったが、健康体なら高い機動力を武器にGBの中央を任されていた。マニボーズが愛するアイビーリーガー(コーネル大出身)ということを除いてもナイス補強。昨季との比較なら、ザイトラーよりもインパクトのある補強になり得る。
 またCについては、密かにマーカス・マーティンもウェーバークレーム(SFから)で獲得している。先発トレッター、控え争いはライターを筆頭に、ファビアーノ、アイカードにマーティンとだいぶ賑やかになり、C(というかOL)のドラフトニーズは消えたと考えてよさそう。もちろん、1年1OLはニーズに関係なく継続してほしいのでドラフトはOT一本か。
 

<OUT>
WR テレル・プライアーがWASと1年8Mで契約
 しかも2Mはインセンティブだそうで、保証されているのは6M。
 エージェント(ドリュー・ローゼンハウス)が完全に読み間違えたのか、プライアーが表面的な発言と裏腹によっぽどブラウンズを出たがっていたのか。WASからの提示を受けたあと、ブラウンズには接触しなかったとの噂もある。
 プライアーに対する弊評価と市場の評価を比較すると、「複数年拘束はまだ怖い」という点では一致したが、まさかここまで低い評価になるとは思わなかった。とりあえず失敗しても痛くも痒くもないWASは大成功。

QB ロバート・グリフィンIII世をリリース
 ロスターボーナス期限ギリギリで来ましたなという感じ。まさか引き金がオスワイラーだとは思いもしなかったが。
 RGIIIのカットでキャップスペースを約7M空けられるので、オスワイラーの16Mを幾分か吸収するためにも避けられなかった措置。期待値だけで2年はキープできない。開幕戦IRはただただ運が悪かった。


<契約延長>
G ジョール・ビトーニオと6年約51.2M(約23.7M保証)
 元のルーキー契約が2017までなので、延長期間は5年。元契約のキャップヒット1.7Mから単純な差し引きで計算すると、2018シーズンから5年49.5M、概ね10M/年の評価を与えたことになる。ケガさえなければもちろん妥当だが、2年連続IR後のオフというタイミングで勝負に出た格好。両Gで計22M/年という贅沢。
 ザイトラー、トレッター、そしてビトーニオによりパスプロが改善されるとの見方は間違ってはいないが、パスプロはおそらく副次的効果で、どこからでもプルアウトしてパワーランを決めていくランオフェンス構築こそが本ラインナップの主目的であろう。
 ここまで執拗な強化を見せられると気になってくるのはRBロスターの動き。OLが整備されたから十分なのか、もう一段高みを目指すのか。抜けるのは得意だが抜けてからの技を持っていないクロウェルでは効果が半減すると個人的には考えるがどうか。


<まとめ>
 ブリットをプライアーと相殺すると、補強はOLのみという意外な動きとなった。
 今FA戦線、ブラウンズはベテラン選手を送り込んでFAへの宣伝活動に勤しだそうだが、それでいてこの偏った結果ということは、御大だけが突出した営業成績をあげたのではと深読みするのもオツ。
 なんてことはさておき、早速新加入選手をいじるなど御大のツイッターには喜びがあふれており、それだけでも大成功のスタート。
 とある試算によればキャップの空きはあと55M前後あるようなので、もう1ウェーブ期待したいところ。ベテランで来ると嬉しいのは、どっちかのSとWRもう一枚かな。

Posted by karashimentai at 13:59│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
シアトルのチャンセラーとか来ないかなぁ
Posted by ミッションインコンプリート at March 12, 2017 16:24
ビトー契約延長、トレッター(当時は知りませんでしたが)、ザイトラー獲得でテンション上がったんですが…

もしオスワイラー売れれば芸術的ですね。残っても「ヒューならなんとかしてくれるんじゃないかッ」と淡い期待を抱いてます。

2012ドラフトで欲しかったデカストロがザイトラーになったか〜とニヤニヤしてますw
Posted by マチヤ at March 12, 2017 18:14
整備した道路を走るのはフォーネット…。ちと厳しいか。
AD、ジャマチャーいっちゃうのか?
Posted by oilman at March 12, 2017 20:40
Zeitlerの" ... because Hue is here, I believe."
良いなあ。
金銭等その他の要素もあるでしょうけど、以前では考えられない加入理由ですね。

Pryor
WASと同じ条件なら余裕で出せるのに、非常にもったいない。
そして貴重なバッカイズがいなくなるのは淋しい限り、
LattimoreかHookerが#12まで落ちてこないかな。
Posted by redhotburger at March 13, 2017 01:57
JTが喜んでいるだけで成功というのは正しいでしょうね。1番の苦労人ですから。

OLの整備が進んだので、QBとかRBとか将来的な攻撃の軸をどうすべきかを考えられるようになりましたね。

ヒューのおかげか、ブラウンズに期待値をもって接してくれる選手がいるようで安心しました。数年前は全くFAで反応がなかったですから。
Posted by vinta at March 13, 2017 15:38
当記事と直接関係ないネタで大変’申し訳ありませんが・・・。

”隊長”こと、Josh Cribbsが正式にリタイア表明。
Brownsと1日契約でBrownieの一員として引退してくれた事を大変嬉しく思いながら、
いつかmental様が「隊長Era」という惜別記事を書いて下さった事も思い出し、
個人的には誕生日が16日という事もありw、とても思い入れのあるプレーヤーでしたので
ちょいとしんみりしてしまう日曜の夜なのでした。

長らく低迷を続けるチームにあって、
その中で数少ない良き思い出を残してくれたGood Guyに乾杯!!
Posted by ハルっち at March 26, 2017 19:57