October 10, 2016

’16 Week5 vs New England 雑想

 ブレイディはおそらくファーストエナジースタジアムでの最後の勇姿。
 つまりトム・ブレイディ vs チャーリー・ホワイトハーストのドリームマッチアップも最後となるはずである。実に感慨深い。うるせえ馬鹿。

1. オールペッツ
 「プレシーズン第〇戦」と称せるほど立派なゲームではなかった。いわばペッツの一方的な練習相手で、その意味でペッツにとってはプレシーズンだった。白星確定の。「もしかしたらいけるかも」と思えた瞬間が1秒たりともなかった稀有なゲーム。
 完封負けで怒れるベリチック、引き締め直したチーム、試合に飢えたブレイディの解禁、ブレイディを得たグロンクなど、ペッツに追い風が吹く中で迎えて本当に何もできんかった。
 いくら練習とはいえあまりにも歯ごたえがないと不満に感じたのか、ブレイディが自らのスクランブルでダウンを更新した後に、ブラウンズベンチの中で珍しくポージングを敢行して挑発。
 巷では叩かれそうな行為ではあるが、小生がそれほど腹を立てていないのは、その後のブラウンズDのタックルに鬼気迫るものを感じたからである。なんならトム様直々に鼓舞いただいたものと受け止めている。敵の力を借りてなおボロ負けとはまことに情けないチームである。

 おそらくペッツが勝利を確信したのは前半残り6分強、ブラウンズがゴールライン際の4thダウンを止めたプレーあたりだと推察。ペッツはインチ残しだったのにIフォーメーションから遅いタイミングのHBオフタックルという実に凡庸なプレーコールで、まあTDできなくてもいいやという余裕が感じられた。実際に鞭入れずの楽勝だったんだから何も言えない。


2. 本日のコーディー:負傷退場
 本日はスタッツなどどうでもいいでせう。
 3rdダウンでの落ち着きとTDパスは良かった。
 ケスラーのケガの状況はまだ発表になっていないが、来週ホワイトハーストが先発なら心置きなく眠れます。
 QBは5試合で5人だがCも5試合で延べ4人目(一旦Cから離れて戻ったグレコを2人とカウント)。Cの状況が完全にケスラー負傷の一因になっているのが何とも皮肉。


3. 本日のノルマ:4キャリー1yd、2捕球21yd、計6タッチ22yd
 ノルマっつっても今回は戦況に影響なし。それでも、追う展開ならデュークの出番が増えると予想されていたのに全然そんなことなかった。派手なロスを連発していたので、ペッツはクロウェルよりもデュークを警戒していたくらいなのかもしれない。
 いずれにしても、本日は無駄なケガを回避したってことにしておこう。
 そういえばまたポロリしていた。それもボールタッチが少なくてリズムに乗れなかったってことにしておこう。


4. チェスマッチ
 試合前、ペッツとのチェスマッチが楽しみと発言していたヒューは、駒が全部ポーンだった割には上手く指したといってよい。
 ヒューが反省材料として試合後に自ら口にしたのは、ケスラー退場プレーとなったどフリーブリッツからのセーフティー。普通のAギャップブリッツだったのに、グレコが宇宙と交信してたのかってくらい無反応だったのが印象的であったが、ヒューが「あんなプレーは想像もしてなかった」というのだから、グレコにしてみれば後ろのRBがピックアップすると想定していたとか、いずれにしてもヒューがパトリシアにしてやられたのであろう。
 もうひとつはラン全般。グレコが「OLの失敗」と語っているところだが、最初の三凡以降、タックル間のランを全然コールしなくなったあたりから、ヒューによる考え過ぎの自滅の可能性も拭えないところである。多くのロスプレーがあったが、ほとんどが外に出そうとして失敗したもの。今季、タックル間でしか好成績出してないというのに。
 ただ、繰り返しになるが、ポーンしかない駒を駆使しての2TDはさすがヒューというべき。冗談抜きで指し手はペッツにも劣っていなかったと思う。ホワイトハーストからハムレットへのTDパスなんて二度とお目にかかれまい。わしらは歴史の証人となった。
 なおクロウェルの13キャリー22ydのうち、最初の三凡で2キャリー7ydを稼いでいる。

 さて問題は裏側のホートン。チェスマッチというかなんというか、一手でも指しましたっけというくらいに遊ばれていた。
 パスラッシュが全然かからなかった原因は、単純に全て読まれていたからだとしか結論づけようがない。ブリッツ仕掛けたと思ったら超クイックパス、3メンラッシュと思ったらじっくりターゲットを見られる。一応全て、ブリッツを仕掛けるそぶりを見せての結果である。こんなに鮮やかにバレるもんかね。
 デマリオがスクリーンパスをカットするという、局面によっちゃスーパープレーなシーンがあった。あれはデマリオの独断で、「あっ読まれてる、クイックで来る」と判断したのではないかと勘ぐっておるところである。

 ただパスラッシュに関しては、読まれようが何だろうが個人で打破できるタレントというものがNFLの世界には存在するらしい。ブラウンズではお目にかかったことがないが、マイルズ・ギャレットはそういう存在だと聞いたことがある。


5. マルコムvsシェルトン
 標題は個人的な見どころの一つであった。12位でもコイツならいいと思っていたマルコム vs チーム(前政権)が選んだシェルトン。
 結果、マルコムは2サック。1つは(責任の所在はともかく)どフリー、もう一つはごっつあんカバレッジサックではあったが、突破力はさすが。パスートも悪くないし、今ブラウンズにいればオールダウン間違いなし。
 一方シェルトンのハイライトはこちら。ブレイディの前で1 on 1でやり合っているのが当人。
16W5 Shelton
 6人をスクリメージに並べてからスナップと同時に3人を下げての3メンラッシュ。あっさり読まれてペッツは5対3で守る中、唯一のシングルチーム対象にシェルトンを選択。
 これがベリはんのスカウティング結果だと思うと感慨深いものがあるが、さらにスナップからこのシーンまで実測で4秒弱くらいある。4秒ったら相当な時間だが、シェルトンは一切押しきれず、かわすこともできずにずっとこのまま膠着状態。
 こんな状況、ドラ1ならぶち抜けないまでもせめてホールディングくらい誘発せえやと思うわけだが、結果はなんとシェルトンのイリーガルユースオブハンドで5yd罰。あまりに何もできないから反則しちゃいました。
 黄旗が飛んだ瞬間、よっしゃオフェンス側のホールディングに違いないと確信したらお前かい。最高だぜ。こんなんでいいならボディフーンでもNTできるわ(ボディフーンて言いたいだけ


6. 新ドラフトニーズ
 FS。
 開幕前はもうちょっとやってくれるコンビになると思ってたんだが、FSポイヤーが早々にベンチに下げられた時点で破綻(今回は先発に戻ってたけど)。キャンベルとキンドレッドというSSコンビで最後尾を組んでいる現状にすでに無理がある。両名もタックルに覇気がなく、なんか小さくまとまっちゃった感じで、かといってタックルを犠牲にした対価でパスカバーが良くなっているわけは全くないので、なんとも没個性なコンビに仕上がっている。今回は特にキャンベルがパスカバーで脆さをを見せつけた。ウィットナーのバックアップだった新人年は思い切りのいい選手だったのに。
 そういえば先週書き忘れたが、対WASのレッドゾーンDにおいて、カークシーがDB陣に指示を出している間にプレーが始まっちゃってカークシーが出遅れてTDを許したシーンがあった。本来カークシーがあんなことをしなくちゃいけないのがおかしい。もうちょいしっかりしろ、というか来年FAなりドラフトなりで相当のアップグレードが必要。

 <控え目に列挙したドラフトニーズ>
  QB TE C RT DT(3T) EDGE ILB CB CB FS K

 こりゃ次のオフでも追いつかんな。


7. NEXT
 @TEN。
 今回は最も手がつけられないタイミングでペッツに当たってしまったと思っているので、さすがに次は多少巻き返すものと信じたいけどまたアウェー。TENもDが勢いに乗りはじめているやに見受けられ、今年はこのへんの巡り合わせもツキがない。
 いくらハードコアなファンつったって、大前提として愛しているのはフットボールなのであり、ブラウンズがフットボールの面白さを感じさせてくれないならファンは観る価値を問わなければならない。もっともホワイトハーストが先発ならそれ以前の問題だけど。

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この記事へのコメント
ポン太がC国でチャンスを貰えるなんて噂を目にしましたがホントですかね?
ヤツはRBが2000y走るとプレーオフまでチームを導けますよ?w

TEはモーガンかプルイットをカービィさんとトレードってどうでせふ?ww
Posted by ニシ at October 11, 2016 09:09
ディフェンスは深刻ですわ。
システムも難ありだけど、状況判断が遅いっす。
ウィットナーとダンズビー両方切ったのは早計だったかも。
ダンズビー、勿体なかったなぁ。
Posted by oilman at October 11, 2016 10:28
ブラウンズは今オフに先発選手を大量に放出。ウィトナーの他、すでにラインバッカー(LB)カルロス・ダンスビー、タックル(T)ミッチェル・スワルツ、ワイドレシーバー(WR)トラビス・ベンジャミン、LBクレイグ・ロバートソン、センター(C)アレックス・マック、Sテイショーン・ギプソンがチームを離れている。

今オフに先発選手を大量に放出して、有力な選手を全然補強していない。若手と新人ばかりで開幕から5連敗!!!
去年は3勝!!!今年は最悪0勝!!!

Posted by ジョニー・マンジール at October 11, 2016 22:28
本能でショートパスを投げるブレイディには、アンダーゾーンに枚数を割いてエデルマンらの入り込むエリアを狭めてパスミスを誘うことが基本戦略になります。
しかし前半のCLEは4menラッシュ+ブリッツ+クッション広めM/Mという真逆の守り方。完全にブレイディにリズムを与えていました。
管理人さんのおっしゃるとおり、ブレイディの挑発以降はブラウンズのPassD#が奮起したように感じます。その結果、ブレイディはまだまだ試合勘が戻っていないな、と思える危ないパスが何度か見られるようになりました。
またCLEのRunD#は全体的によく機能していました。

…そんな試合展開を見て、CLEのD#はそれなりの実力があるのに、使いこなす側がいまいちなのかな、などと。

なおCLEのRunO#を警戒しながら見ていましたが、一列目に枚数を割くPatsRunD#を掻い潜れなかったという印象。
Posted by 某Patsファン at October 11, 2016 23:32
>ニシさん
今は全ストリートQBが調査対象ですw
モーガンいいですねえ。ハリソン・スミスとアンソニー・バーもつけてくれたら考えます(デジャブ

>oilmanさん
速いTE対応となると、ダンズビーやウィットナータイプが恋しくなりますね。
試合途中で、もうヘイデンつけろと本気で思ってましたw

>ジョニー・マンジールさん
そろそろ1勝するでしょう、そろそろ。

>某Patsファンさん
主にやられたのはTEのアンダーニースゾーン裏へのパスですが…
ブラウンズのランDがいいことはありませんがw ゴール前は昔から妙に粘ります。
NEのフロント7の配置に絞ってざっと見返してみましたが、中央3人がタイトに守る陣形にはまんまとやられてましたね。
Posted by mentai at October 12, 2016 19:30