October 03, 2016

’16 Week4 @WASHINGTON 疑惑と謎

 全般の感想は別途やるとして、先に地元がザワついている2題をば。本日はさっさと寝ん。

【疑惑】プライアーのトーンティング判定にも劣る

 先にお断りしておくが、2ポゼ差での敗戦において、この判定がなければ勝ったなどと申すつもりは微塵もない。審判の質を問いたいだけである。
 BAL戦のあの糞コールを下回るバカコールをまさか2週間後にお目にかかるとは。しかも標的が同じチームで。

 小生、ライブではデュークファンブル後の状況に気づいていなかった。確かにあのプレーの後、ツイッターでクリーブランドローカル組が騒がしかった印象はあるが、単純にプレーをレビューしていないことに対する抗議だと思っていた。
 ブラウンズの負けが確定して、仮眠取って、起きたら飛び込んできたのがこちら。

 これ、初級編の間違い探しかと思うほどに、ぱっと見では何を映したい動画なのかがわかりにくい。
 わかりにくい原因は、まさかプロの審判たるものがこんなみっともない姿を晒すなんて普通思わないからである。心理的錯覚を巧みに利用した動画である。

 一応説明すると、サラ・トーマスさんがワシントンボール!ワシントンボール!と合図しながらパイルを解こうするその横で、我らがデュークががっつりボールを持って高く掲げている、というオモローな構図を撮ったものである。
 で、これが動画であることの素晴らしい点は、デュークがファンブルしてからボールを確保してパイルを抜け出すまでの経過がわかることである。簡単にいえば速攻。WASがボールを確保する余地なんて1秒もない。

 プレーの後、サラ・トーマスはJT御大にこんなことを言っていたらしい。


 また大本営も、リプレーしたけどコールを覆すに足る映像がなかったとの声明を出している。
 これを、動画と辻褄を合わせるようにかみ砕いて解釈してみると「デュークがボールを奪ってパイルから抜け出す前にWAS側がしっかりボールを確保していて、そこでプレーは終わり。動画でのサラトーマスのジェスチャーはあくまで『もうWASボールになってるから離れろ!』と念を押しているに過ぎない」ってことになる。
 
 長い前振りになってしまったが、以上を踏まえての下のリンク。

 https://vine.co/v/56ijUPjTEAp

 残念ながらWASの選手がボールをデュークの胸の中に押し込んでおり、WASは1秒はおろかコンマ1秒もボールを確保していない決定的映像である。触るだけでターンオーバーが成立するなら話は別だが。

 つまりサラトーマスの弁明も大本営の弁明も全部嘘っぱちで、やっぱりサラトーマスはボールのないパイルに向かってエア判定を下す滑稽な姿を全世界に見せつけていただけだった。「おしくらまんじゅうで一番下に潜ったからわしんとんの勝ち」という判定を下したのである。球技やってんだっつうの。

 皮肉なことに、教訓はプライアーのトーンティングの時と正反対である。
 ボールは審判に手渡せ。
 って、結局何やってもペナ取られる。弱いチームは辛い。


【謎】なんでそこでマルコムなん

 燃え盛る花火をバケツの水に突っ込むように、ジュッという大きな音を立ててモメンタムの火を一瞬で消したプレー。0-14の立ち上がりから、3Qまでに20-3という怒涛の盛り返しでスコアは20-17、さらにレッドゾーンに突入してさあ突き放そう、という場面でのファンブルロスト。小生はこの時点で試合のメモを取るのをやめ、以後椅子の背もたれにもたれかかりっぱなしであった。
 プロ入り後ボールキャリーしたことがない、さらに大学時代はWR/TEだったからボールキャリーなんてしてない、ボールキャリー素人のFBになんであそこで持たせたのか。

 プレーン・ディーラー紙のブラウンズ番記者メアリーケイ女史が以下の記事で謎に迫った。
 http://www.cleveland.com/browns/index.ssf/2016/10/why_browns_malcolm_johnson_was.html#incart_river_index

 記事によると真相は、
 ・クロウェルは直前にロングゲインを決め、その少し前のプレーで強いヒットも食らっていたので一息入れる必要があった
 ・デュークは脳震盪チェック中だったためオフィシャルなゴーサインが出るまでフィールドに戻れず
 ・アトキンソンは、オフェンススナップに全く登場したことがないのでこの場は任せづらい
ということで、インサイドランの消去法で決まったようである。
 FBに持たせるプレーコール自体はいい。不意を突くプレーだし、実際に十分なゲインを得ており、プレーとしては成功だった。
 持たされたマルコムも責められない。マルコムについてはもっと根本的なところで、なんでこんなタイプの選手がFBの枠を食っているのか不思議でしょうがないだけの話である。
 一番呆れたのは、アトキンソンとマルコムの二択でマルコムが選ばれたことである。テレル・ワトソンを切ってまで入れたのはKR専任だったのか。申し訳ないが、すっかり「どうせタッチバック」と化したポジションに専任を入れて、第3RBはないがしろだったのか。RB2人体制が思いっきり仇になった。

 もうひとつ、上の記事でデュークが興味深い発言をしている。
「(チームに対して)電話で脳震盪チェックの指示があったんだと思うけど、なんで僕がチェックを受けなきゃいけないのか正直全然わからなかった」
 つまりデュークは、脳震盪が心配になるようなプレーには一切巻き込まれてないと。
 これも誤審の一種というべきか、今年から導入していると思われる試合中の脳震盪検査まで早速敗戦に結びつけるブラウンズ。常に時代の最先端を行く。

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この記事へのコメント
これ、人を馬鹿にして無いですか?
Posted by くろたん at October 03, 2016 21:37
野犬留置場さんのブログを読んで、2014年シーズンからブラウンズを応援するようになった者ですが、なぜブラウンズここまでは様々な事や運に恵まれていないのでしょうか…
良くない事ばかりが多い気すらしてしまいます
Posted by luce at October 03, 2016 22:49
来週、お互いに(そして審判も)一切のミスもない、全てを出し切る試合をしたいですね。
もちろん負けた方は気持ち良さもへったくれもないですが、こんなことで引っかかる試合観てもしょうがないなーと。
いつぞやのCLE戦のPIも思い出されます。
Posted by 某Patsファン at October 04, 2016 00:45
これヒドいね。
サッカーのシミュレーションと野球の隠し球の要素がありますね。
こんなのが横行してコロコロ審判が引っかかったら大変だ。
Posted by vinta at October 04, 2016 02:07
王道敗戦かと思いきや、ニュータイプ敗戦だったのか・・・

コンデンスで見ていたのもあって、僕も全く気がつきませんでした。
リプレイを見るとLJの位置から、よく見えていないので、
JTのタックルで誤った先入観を抱いたのかなと思っていますが、
それでも、ちょっとこれは酷いなあ。
そして、オフィシャル・レビューで覆らないのはもっと酷い。

プレイ後に激怒しているっぽいPryorと、慰めるBarnidgeがカメラで抜かれていましたが、
この誤審がらみなのでしょうね。


サラさんは昨年話題になった女性審判だったのか。
大騒動になって女性審判登用の芽が摘まれないことを祈りつつ、
以下に晒しあげます。

#106 HL Wayne Mackie
#053 LJ Sarah Thomas
Posted by redhotburger at October 04, 2016 16:08
また誤審王Jeff Tripletteとそのクルーですか…
Posted by 名乗る程の者ではござらぬ at October 04, 2016 17:18
>くろたんさん
馬鹿にされています。

>luceさん
ありがとうございます!
「呪い」という言葉はあまり好みませんが、まあ運も実力もないですねw

>某Patsファンさん
来週の願いは、アメリカンフットボールの試合を見せてくれということだけです。
判定的な意味以外も含みますがw

>vintaさん
打球が投手の頭を超えてセンターに転がってるのに塁審が「切れた!ファール!ファール!」言ってるようなものですねw
デタラメにも程があります。

>redhotさん
正におっしゃる通りです。
間違えたのはともかく、その後の対処が最低です。

毎年多くの誤審はありますが、大抵一瞬の出来事だったりルール自体あやふやだったりで(プライアーのトーンティングもまあこの部類ですね)
微妙な判定だろうなあと思えるものばかりですが、これは謹慎再講習を所望したいですね。

>NHMGさん
今回は誤審の質が低すぎる……もうデタラメの域ですね。
Posted by mentai at October 05, 2016 21:57