第2回ディスチャージ
改めまして、ブラウンズがCBイフォ・エクプレ=オロムとSSダンテ・ウィットナーを立て続けにカット。
オロムーは昨年のドラ7。大けがを負うまではドラ1候補で、いつか復活できると信じてのドラ7指名であったはずだが、1シーズン経過してのこのタイミングでカット。別にもう一年待ったって大した負担にはならないわけだから、もはや完全復活は絶望的と判断されたのであろう。たいへん残念。ヨソで復活したらブチ切れ必至の事案。
ウィットナーは時期でフェイントをかけられたがゆえの衝撃。キャップセーブになるのは承知であったが、今切るくらいならスタークスやドレイと同じタイミングでもよかったわけで、あの時期を乗り切ったから今季はブラウンズに居るものだとばかり思っていた。ギリギリまで検討した結果ということか。
ただ、ホートン守備のキーポジションたるSSがピークを過ぎたウィットナーでいいのかというモヤモヤが個人的にあったのも事実。こうなったらいっそドラフト上位で大物候補を補強したい。
で、前エントリの続き的な垂れ流し第二弾。ウィットナーのカットにより、前回封印したとある指名が解放された。
1-2 QB ジャレッド・ゴフ Jared Goff(カリフォルニア) 6-4/215
RGIII獲得はQBドラフトに何ら影響を与えません。
パッケージプレー(ラン/パスオプション、略してRPOともいうらしい)において、ラン寄りなのがRGIIIでパス寄りなのがゴフ。
キャパとRGIIIを獲得しようとした動きから、ブラウンズがドラフトで欲しがっているQBはプレスコット、なんて与太話は聞きたくありません。ドラフト外ジェフ・ドリスケルくらいなら文句言わないけど。
2-32 SS ジェレミー・キャッシュ Jeremy Cash(デューク) 6-0/212
さあ堂々とこの指名希望を解禁せん。
SSとしてはトップ、S全体でもラムジーに次ぐお気に入り。ドットソンが届かないならWRは後回しにしてでもこいつで。
ボックスSからスロットレシーバーのプレスカバーまで、とにかく前に置いて生き生きするニッケル守備の要になれる。同等とは言わぬが、なかなかにポラ丸的なSと見ておるところである。
3-65 DT クリス・ジョーンズ 金 玉男 Chris Jones(ミシシッピ州立) 6-6/310
3-4DEとしてはバックナー、ブラードに次ぐと考えている御仁。相手ブロッカーの二列目進出を防ぐダブルチームのさばきが見事で、容易に操られない。リーチの長さを活かしたプレーができる選手。
スタークスが抜けたUTに泥酔さんを移して、得意なインサイドラッシュに特化させることでライン全体のパフォーマンスを向上させるのが指名の主旨である。もっともシェルトンが成長してくれなければ意味ないが。
4-99 T カイル・マーフィー Kyle Murphy(スタンフォード) 6-6/305
シュウォーツの抜けた穴を2-32位で指名するのは後手後手感が極まって感心できない。このへんで獲って、多少レベルは落ちたとしても安く若くなるのが理想。
マーフィーは、アンドラス・ピートがいた2年前はRT先発、ピート卒業後の昨年はLT先発、計54試合出場と経験豊富。シュウォーツが正に試合経験だけで指名されたようなTであったが、呑み込みが早い男であれば御大のちょっとした天才的アドバイスで伸びるに違いない。
4-138 WR タージェー・シャープ Tajae Sharpe(マサチューセッツ) 6-2/194
出遅れWR指名。短いパスはホーキンス、サードダウンはハートラインに任せるとして、いかにしてワイドアウトを中位で引けるか。
シャープは中位指名ながら一年目から働いてほしい願望込みの指名。フェードパスが一番うまい(と思っている)ゴフとフェードキャッチがうまいシャープは素敵なコンビを組めるはず。
5-141 WR シャロン・ピーク Charone Peake(クレムソン) 6-2/209
こちらは素材採用。カレッジでも最終年にようやく700ydを超えた程度の実績で、キャッチングもぎこちないし落球も多めだがサイズとスピードのコンボは申し分なし。プロデーの40yd4.37ですって。
近年のクレムソン産(つかスウィニー産)WRブランドを信用。PITのマーテイヴィス・ブライアントに続け。
5-172 RB キース・マーシャル Keith Marshall(ジョージア) 5-11/219
コンバインフリークのあの人。ひとたび一列目を抜ければ、その後のゲインはクロウェルを遥かに凌ぐであろう。クロウェルは二列目をかわす前にコケちゃうしな。
実戦経験は浅くとも、「クレムソン産WR」同様、「ジョージア産RB」の基礎力の高さに期待。マーシャル自体素材型とはいえクロウェルは超えてくるんじゃないか。
5-173 C オースティン・ブライス Austin Blythe(アイオワ) 6-2/298
前回と同じ指名。相変わらず評価が低いので自主的にアップ。
これほど技術が完成された選手が本当にスルーされ続けるのか。体格には恵まれてないし伸びしろがないとはいってもまだパワーアップの余地はあるだろう。
6-176 TE デビッド・モーガン David Morgan II(テキサス大サンアントニオ) 6-4/262
前回と同じ指名。
もう顔がおもっくそブルーカラー。こいつは信頼できる。CINのヒューイット、MINのエリソン枠。
7-223 ILB ジョシュ・フォレスト Josh Forrest(ケンタッキー) 6-3/249
ILBには見えない体型のアスリート。それこそILBがべスポジなのかもまだ判然としないくらいの素材型。
諸々の技術、特にタックルが甘いそうなのでプロ入り後の指導がカギ。
Posted by karashimentai at 12:23│
Comments(5)│
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今回のカットはかなりショックです。
Cleveland-Buckeyesの完全地元選手という意味でも残念ですね。
Hadenが開幕間に合わないとすると、
Dチームのリーダー的存在が皆無のような気がしてなりません。
ギプソンも抜けてるし、もう一年残すのかなと思っていましたが。
不意打ちを食らいました。
だいぶ若返って、どうやらリーダーはデマリオのようですね。
モックではウェンツが優勢なようですが
私もゴフに賛成ですね。21歳だしパスの精度もいい。
個人的には4巡でアグアーヨ獲れたら最高。
マネーボール的にKは十分な投資対象となり得る。
主力に近いところの流失がスゴいですね。ドラフト組でチームを根底から作り直すということなんでしょうね。
マネーボール的な計画に基づいているのか、純粋に沈没船からネズミが逃げ出す状態なのか、全くわからない。
ゴフでも、ウェンツでもいい、2年でいなくならなければ…、という気持ちでしょうか。今年のドラフトはのっけから目が離せませんね。
>oilmanさん
ウェンツ指名予想の人気は見事にコンバイン以降の現象なので、多分に過剰反応だろうと思っております。
Kは読めないですねー。
>vintaさん
ウィットナーの流出はマネーボールとは無関係な、単なるクリーンハウスのような気がします。
新しく来た上司にとっては面倒臭そうな部下ですしw 期待を裏切ってもいないけどさほど活躍もしてませんしね。