February 28, 2016

犬コンバイン備忘 壱

 QB以外のオフェンスから。

OL
 シュウォーツとの契約交渉の噂が全くない中でマックとの交渉ニュースが先に流れてきて、とりあえず「C不要、RT要」ケースを考えながらOTにも注目してみた。ただしOT上位(=2-32)指名には、たとえ御大がトレードに出されようとも今年は反対なので、どんなに早くても3巡、を前提にチェック。
 結果、ジョー・ヘイグ(ノースダコタ州立すなわちウェンツの守護神)、ジョン・セアス(ジョージア)、スペンサー・ドランゴ(ベイラー)の仮希望順を設定。
 個人的にはコンバインを「それぞれのレベルで活躍してきた選手たちを同一線上に揃えるイベント」とする見方で固まりつつあるところだがヘイグが正にその一例で、FBSの猛者共と比較しても遜色なしのアスリートであることが確認できて期待が芽生えてきたものである。パワーは未知数だが、近代OTたるものまずはエッジラッシュについていける機動力がなければ。
 ドランゴは昨季がベストシーズンだったと言われているが、今季はコーチの命令なのかどうか、前年と比べて公称10ポンドほど増量。シーズン終了後、増えた分の半分ほど絞ってコンバインを迎えたが絞り切れなかったのか、ドリル全体的に動きが重く、やはりG専任としてみるべきかという疑念を拭えぬままコンバイン終了。

 Cは、下位でブライスの希望は変わらず。各種数値も実に安定していて期待を裏切らない。OLロスターに一人欲しいタイプの選手。
 そしてUCLAのジェイク・ブレンデルという新顔(小生の中で)が。素晴らしくバルクアップして登場したうえに3コーンとショートシャトルの2冠王、さらにベンチも25回だから、単に非力で動けるだけのラインマンというわけでもなさそう。いざ試合動画へ。

 40yd金メダルのTジェイソン・スプリッグス(インディアナ)はシニアボウルウィークに引き続きの好印象で1巡ロック、もしかすると「タンシルの次に指名されるOT」の候補集団に紛れ込んだかもしれぬ。
 トップGとして1巡に入るか入らないかが注目されるコーディ・ホワイトヘアー(カンザス州立)も高い機動力を披露して、狙っているチームの期待を裏切らず。ドラフト留置場的には、1巡にOLが多く入ってくれればくれるほど32位が面白くなるので歓迎のコンバインとなった。
 余談だがポジションドリルはOLのが一番好み。特にキックスライドと、向きを変えながらバックペダルするやつ。


RB
 キーナン・レノルズを呼ばないなんでどうかしている。

 結果的にレベルの高い人も低い人もおらず、みんながまあまあのレベルの中にまとまっているというか、要するに個々の評価の上下は、このコンバインではそんなに起こらなさそう。
 もちろんデリック・ヘンリー(アラバマ)が平然とこのグループの中に紛れていること自体が運動能力の高さの証ともとれる。しかしヘンリーはパッドなしだと足の長さが際立つ。そらストライドもでかくなるわ。ホモサピエンスとしては素晴らしい体型だがNFLのRBとしてはどうでせうか。
 ケネス・ディクソン(ルイジアナ工科)は3コーンで7秒を切って面目躍如。ケニアン・ドレイク(アラバマ)は全体的に少し期待外れの数字か。特に初速(10ydスプリット1.64)が物足りない結果となった。
 シュラインゲームで注目を集めたFBのダン・ヴィターリ(ノースウエスタン)がショートシャトルでなんと全RB中1位。
 40ydチャンプはジョージアの控えRBキース・マーシャル。ジョージアはRB製造工場ですな。


WR
 40ydの平均タイムが、計測開始以来最低だったとか。例年と比べてレベルが高くないと言われている今年の層を象徴するかのような。
 凡成績続出の中、上位候補ではジョシュ・ドットソン(TCU)独り勝ちの様相。40yd4.5は期待を上回りも下回りもせずといったタイムだが、跳躍系でビッグプレーメーカーの片鱗を見せる。キャッチングドリルでは、安定した捕球のみならず線を全くはみでない安定感。かくして「ビッグプレーポゼッションレシーバー」としてのエース適性がクローズアップされてしまうかもしれぬ。
 今年はWR自体が1巡でそれほど消えないと予想しているため、ラクオン・トレッドウェル(ミシシッピ)と評価逆転さえしなければドットソン2-32指名のチャンスはまだあると考えているが、そのトレッドウェルが40ydを回避したうえにジャンプ競技で低調な成績。しゃきっとせい。

 中位以下の候補で最高の結果を出したと思われるのはカリフォルニア金熊ーズのトレヴァー・デービス。今年の金熊はとにかくパスを散らすチームで、ゴフがパスで4700ydも稼いでいるのに1000yd超えレシーバーはゼロ、ただし500yd超えレシーバーが6人もおり、ドラフトでは目立たない存在だった。中で一応エース格と扱われていたのはケニー・ローラーだったが、今回主役の座を奪ったのはデービスのほう。計測系は軒並み好成績で、クロスのキャッチングドリルでは全てのパスをしっかり掴むハンドキャッチでド安定。何より捕球が丁寧な印象がいい。堅実さが滲み出ている。スロット系にしては高さもあり、相当株を上げたのではと思われる。
 シュラインゲーム等で何度か名前を挙げさせていただいておるタージェー・シャープ(マサチューセッツ)がディープパスのドリルで見事なフィンガーキャッチを披露し、コンバインハイライトでも取り上げられた。さすがフェードの名手。指で捕まえられるんだから手の小ささは問題にならんだろう。
 もう一人特筆すべきは、フィジカルで売っていたはずのデヴォン・カジュースト(スタンフォード)がまさかの3コーン断トツ金メダル(6秒49)。40ydが全体的に低調だったためカジューストが特に遅い印象もなし。サイズが特徴的なのでシーズン中から注目はしているが、未だにどのへんで指名されるのかがさっぱり読めないレシーバーである。


TEというかデビッド・モーガン(UTSA)
 ベンチはポジションダントツの29回。レシーブドリルは優秀。手も大きくブロッキングにはプラス。
 40ydが5秒台(5.02)に乗っちゃったのが悪目立ちしているが、元より彼を全速でダウンフィールドに出す想定をしているチームなんてないだろうし、何より3コーンとショートシャトルでは、うって変わってポジショントップクラス(シャトルはトップ)の記録を叩き出したので、全体的にはむしろ評価が上がったのではないか。

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この記事へのコメント
CALのDavisはキャッチがしっかりしていてよかったですね
Shepardとまではいかないでしょうけど、評価をあげてきそうですね〜
Posted by kropotkin at February 29, 2016 08:35
Vikes的には23位はホワイトヘアーに決めた!って感じのコンバインだったかなぁ…と。
DBがまだですけど。

下位のプロジェクトとして期待してたハーヴァードのコナーは想像以上に普通で、インテリジェンスでインサイドOLとして育てて欲しい感じです。

WRは2巡でマイケル・トーマスは有りだと思っていましたが、思ってた以上に普通で…
NFL.comに似た現役選手に“チャールズ・ジョンソン”ってあって、納得したり頭を抱えたりですww
アップデートにならんがな!!

デビット・モーガンはチームにいると助かるタイプですよね。
ドラフトで指名すると安価で長期に渡って屋台骨を支えてくれますし。
だからエリソンには手を出さないで!!
※ちなみにこのタイプのクラインサッサーを2巡44位で指名した時はキレましたが結果として1番長くチームを支えてくれたので指名に理解がある感じです
Posted by ニシ at February 29, 2016 12:10
>kropotkinさん
真面目な人間が好きなので、ああいう「日頃の心がけ」を常に意識している感じの選手は高く買いたいですw
シェパードが売れてからが注目でしょうか。スロット争奪戦が起こるなら、シェパードのちょっと後にサクッと消えることもありそうです。

>ニシさん
ホワイトヘアーは機動力をバッチリ証明したので、もうトップGでいいでしょう。手前味噌ですがビトーニオのような安定感がありそうです。23位ならリーチでもないですしね。

仮にドットソンがアレン・ロビンソンやジョーダン・マシューズ(=2巡上位)になぞらえられる評価だとするとトーマスはもうちょい下、と考えると54位お祈りならアリかなあ。

エリソンはすみません、ウィルソンとの関係性も考えると普通に有望なので再契約してくださいw あとクラインサッサーでキレるのはわかりますw
Posted by mentai at February 29, 2016 15:18