February 08, 2016

15/16回顧と展望 DL編

 「凡戦」とは、「平凡な試合」を指すのか「凡ミラーの独壇場」を指すのか。
 本日の結末含め、もう2015シーズンはなかったことにする所存であるがポジション別回顧は淡々と続ける。

【15回顧】
 DLは例によって、独断による分類で。
 “TFL”はロスタックル(サックは含まない)。

0-2テク
 ダニー・シェルトン
   16試合15先発 36タックル(19ソロ)4TFL 
 ジェイミー・ミーダー
   16試合0先発 33タックル(16ソロ)2TFL 1.0サック 
 ジョン・ヒューズ
   16試合3先発 24タックル(12ソロ)1TFL 1.5サック 1FF

3-5テク
 デズモンド・ブライアント
   14試合14先発 33タックル(24ソロ)2TFL 6.0サック 1FF
 ランディ・スタークス
   15試合15先発 29タックル(14ソロ)4TFL 1.0サック 
 エクゼイヴィア・クーパー
   14試合0先発 19タックル(11ソロ)2TFL 1.5サック


 デプスの充実したユニットになるはずだったのに、誰もブレークしてくれず確固たる先発メンバーを構築できず、結果として無駄に戦力を余らせているだけの状況になりつつある。
 中途半端の象徴がシェルトン。ドラフト前から、ツーダウンプレーヤーの全体12位指名には反対の姿勢をとってきて、それでも指名するならトップ5級の即戦力でなければと期待していたが、一年目は見事にスカ。ストリートで拾ったミーダーに出番を食われるどころか、スナップ数で超えられる試合もちらほら出てくる始末。ランストップさせたい選手にシーズン9.5サックなんて肩書き要らんのですよ。
 インサイドラッシュ部門はスタークスが誤算。というか、老いたスタークスを先発想定で獲得していたこと自体が誤算。こんなレベルならクーパーに経験積ませろや、シーズン中盤だけど、と思ってしまうくらい。
 真にランの専門家といえるのはヒューズのみだが、これも4年間の長期契約を結んだ初年度に出番全然変わらず、むしろ減ったくらい。意味がわからん。さすがオニールとしか言いようがない。
 一応明るい話題としては、シーズン序盤中盤に1on1で押し込まれまくったシェルトンも、終盤には多少安定感が出てきたこと。この成長曲線はキープしてもらわないと本当に困る。


【16展望】
 とにかく読めない。UFAはおらず、オフはミーダーがERFAになるだけで当然キープが前提、ユニットはこのままでいいっちゃいい。シェルトンとクーパーの2年目に期待しながら、先発経験豊富なデプスもある。
 あとは「本当にこれでいいのか」の見極め。戦力的な分析に加えて、あくまで傾向の話をすると、ホートンは前任者と比べて「LBに仕事をさせるお膳立て」というクラシックな3-4DL寄りの仕事を本ユニットに求めるはずなので、システムに合う合わないも少なからず出てくるだろう。

 以下のベテラン2名は、カットすることでキャップルームを空けられる。

 Dブライアント:デッドマネー2M、キャップセーブ5M(6/1以降ならそれぞれ1M、6M)
 スタークス:デッドマネー625K、キャップセーブ3M

 泥酔さんは、特段ランに強いわけでもないし、どうしても残さなければいけないほどの柱ではないが、今チームのベストラインマンを切ったところで差し引きのアップグレードは多寡が知れており、そこまでする余裕はないかもしれない。前回のホートンD経験者でもあり、伝道役としても価値が出てくる。ただし6/1になればカットするメリットが如実に表れるので、オフは多少派手に動いて、場合により切れる体制を作るかもしれない。
 スタークスは今季全然期待に応えられず、今後も老いる一方であることを考えると、泥酔さんよりは遥かにカットされる可能性が高い。それに、パスシチュエーションでのインサイドラッシュ業務は2年目クーパーに絞っていいと思う。

 従って、皮肉なことに、補強の可能性がほとんどないのはシェルトンが鎮座ましますNTだけである。そしてホートンの前所属であるTENからのUFAはNT2名なのでここは狙わない。となるとドラフト中心。
 2016のDLは非常にディープと見受けられ、またブラウンズがNT以外はいかようにもアップグレードの可能性があるため、候補は無限大である。2巡以降でBPAに合致すればいつでも指名できる。
 その中から、巡目バラバラで今気になっている選手を何名か(ドラフトはまた切り口を変えてどこかでまとめます)。

<先発即アップグレード候補>
 ジョナサン・ブラード(フロリダ)
<5T候補>
 ジハード・ウォード(イリノイ)、ブロンソン・カフーシ(ブリガムヤング)、アジズ・シトゥ(スタンフォード)
<インサイドラッシャー(シチュ限定ではなくオールダウン)候補>
 シェルドン・ランキンズ(ルイビル)、ジャヴォン・ハーグレイブ(サウスカロライナ州立)

 ブラードはゲイターズ守備フロントの要で、1巡でスルーされたら予定変更BPA指名でいいと思っている選手の一人。オレゴンのバックナー等、高すぎて届かないであろう一部選手を除けばDL指名希望の筆頭。泳いで割って入るだけのインサイドラッシャーではなく、基本的にライン破壊型なので2ギャップのほうが面白そう。泥酔さん、シェルトンと組んで即アップグレード。
 ウォードは完全にフレーム買い。カフーシはNFLだとパスラッシュ専任よりも5テクで開花しそう。キャラもいいらしい。シトゥは5Tにはちょっと小さいけど、大学ではDLの全ポジションであらゆるブロックと対峙して活躍した万能性があり、マルチフロント守備との相性がよさそう。
 ランキンズとハーグレイブは、シュラインゲームとシニアボウルで鮮烈な印象を残しているので、コンバイン次第で爆騰もある。いずれも圧力と出足の鋭さを兼ね備えた大物候補。

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この記事へのコメント
ホートンのシステムに合わなくてカットされたら、また他チームで活躍とか。
前項の件ですが、OLコーチを頸にしてお茶を濁したペッツが、マック&シュヲーツの二枚抜きなんて考えてそうで。ブレイディのクイックデリバリーならOLの負担も少なく、また指輪ちらつかせディスカウントの誘惑に勝てる選手は少ないと思いますのでw
Posted by LiCaK(しぶとく勝ってスマソww) at February 09, 2016 07:20
とにかくコルキット一族とコンタクトを取ってほしい。
一子相伝の秘訣があるはず。

盾で殴るが潮流の今、#Dに投資を惜しんではいけないかと。
しかし放出すると結果出すが多すぎる。素材をうまく調理できないといくら獲っても無駄ですなあ。

Posted by oilman at February 09, 2016 10:32
>LiCaKさん(エルウェイ引っ込め!)
コーチをコロコロ変える最大の弊害ですね。
しかしブラウンズで活躍できないならしょうがない。
ペッツってそんなに余裕あるんですか。2枚で15Mは堅いですが…

>oilmanさん
TJなんかはブラウンズでも活躍してましたからねえ。
やっぱり戦力が少ないんでしょう。
DLは後ろにも影響あるのでできれば強化希望です。QB後の補強の方向性は比較的フリーですね。
Posted by mentai at February 10, 2016 08:28
DLのデプスは厚いなんて思っていた時期が僕にもありました。

せっかくなので2015のQBヒットも数えてみましたが、
Shelton(0),Meder(3),Hughes(2),Bryant(15),Starks(5),Cooper(2)と合計でたったの27。
JJ(50)の約半分、27以上のDLは他にも8人と、戦術によることは承知していても酷すぎます。

SBの中継で2011ドラフト上位組は豊作的な紹介があったので、調べてみたら確かに豊作だ。
それでうちの1位誰だっけ?と調べて画面をそっと閉じました。

Taylorは、まさか1年目がピークになるなんて思わなかったですね。

Posted by redhotburger at February 10, 2016 15:56
ヒドイ。さてそのぶんLBが稼いでいるのかというと…

2011ドラフトは当分語り継がれるでしょう。
この年のブラウンズの凄さは指名選手にはなく、「上位はQB以外誰でも当たり」のドラフトでしっかりトレードダウンして、自ら大当たりを拒絶したことでしょうw

しかしテイラーは今年仕事なかったですねえ。さすがに意外…
Posted by mentai at February 11, 2016 19:20