January 24, 2016

ヒュ内閣 その2:帰ってきたアイツ

 シュラインゲームは、注目していた海軍兵学校のRBキーナン・レノルズ、マサチューセッツのWRタージェー・シャープ、ウィスコンシンのFBワット弟(ヒュー&ウィルソン就任により急遽IN)らが全然出ず、見どころを大量に失う。
 スモールスクールコンビ、DEヴィクター・オチ(ストーニーブルック)とDTジャヴォン・ハーグレイブ(サウスカロライナ州立)の突破力が際立った。この2人はちょっと動きの次元が違う印象さえあったので、ドラフトには引っかかるでせう。余裕の読みで余裕の2INTを挙げたSマイケル・カプート(ウィスコンシン)もニーズ。
 QBはヴァーノン・アダムズ(オレゴン)一人勝ち。ブランドン・ダウティー(西ケンタッキー)とネイト・サドフェルト(インディアナ)はガッカリな内容。QB2人指名構想の候補対象者が2人消えた。
 今週はシニアボウルウィーク。こちらはNFLネットワークが平日から練習ダイジェストなどの特集番組を組む充実した一週間。

 ではコーチ人事の続き。先にオフェンス体制の続報。

 QBコーチ: なし
 RBコーチ: ウィルソンが兼任
 WRコーチ: ソーンダースが兼任

 だそうである。QBコーチは、役名こそついていないが実質ペップさん担当ということだろう。
 結果的に、前体制と比べるとOCの分だけ頭数が減って組織がスリム化。各コーチの負担が増すリスクもある一方、効率はよさそう。それに、ポジションコーチでは絶対に呼べなかった人材を3人確保できているわけで、彼らをポジションコーチと捉えればおそろしく豪華。プランナーと、プランを選手に落としこむ人物が同一というメリットもあるに違いない。

 でもって今回の本題。

DC: レイ・ホートン
 新DCはまさかの御仁。「懐かしい」と表現するには早すぎるお戻りで。
 前回ブラウンズにいたのは2013シーズン。チャッド政権での入閣だったため、僅か1年で去っていった。
 先にどうでもいい話題を消化しておくと、ホートンとの前回契約が4年だったため、今回ブラウンズ入りしていなくともブラウンズはホートンへの支払い義務があったそうである。実にブラウンズらしいほっこりエピソードである。前契約期間中に舞い戻ってきたことで前回の契約は破棄されるのか、あくまで前回は前回であって二重払いになるのか。

 ウム、本当にどうでもいい話題であった。
 2013ブラウンズの守備成績は9位。ヘイデンとTJウォードを初のプロボウルに導き、ミンゴが驚異の5サックを挙げた年でもある。9位というのは彼のDCとしてのキャリアベストだが、他のシーズンも明らかに悪かったのは2014@TENくらいで、あとはだいたいリーグ真ん中あたり。
 しかし、ホートンの問題はそういうことじゃないんである。
 この方は3rd&ロング垂れ流しキングであり、4Q逆転負けキングなのである。ひたすら詰めが甘い。不安はもっぱらそこにある。
 まあでもサンプルは1年だし、たまたま2013がそうだっただけで、その後キングぶりが鳴りを潜めてくれていれば特に不満のない採用だったわけだが、TENのDCとして迎えた翌2014シーズンWeek5、よりによってホームでブラウンズに25点差をひっくり返される歴史的逆転負けを喫し、パワーアップして帰ってきちゃったのである。ブラウンズ相手にでっせ。

 逆に擁護すべき点としては、前回の採用において、前年のジョローンDからの転換は、およそ考えうる最大級の急旋回で、手持ちのフロント7は全然ホートンDに向いていなかったし守備の浸透にも時間がかかっただろう。フィル・テイラーとアターバ・ルービンの両立なんてどう逆立ちしても無理であった。
 今回はどうか。ペティールDからの転換になるが、同じハイブリッドフロントといっても、出自もコンセプトもだいぶ違う。
 ホートンDは曲がりなりにも1年見ているので、新メンバーがどうフィットするかの妄想も捗るってものだが、そのへんはまたおいおい。

***

 守備のポジションコーチ、あとはLBコーチが未決。マイク・シングルタリーの噂もあるが、インタビュー情報はない。

DBコーチ: ルーイー・チョーフィー
 ホートンのお供。近い将来、ホートンがどこかでHCになるようなことがあれば、DCはまず間違いなくこの人。
 よって近年の動きもホートンと同じで、2013ブラウンズのDBコーチ、1年でTENへ移籍、そして今回同ポジションでの出戻りと。
 この採用は全く問題なし。ホートンとチョーフィーのコンビ復活は、少なくともヘイデンにとっては朗報。

DLコーチ: ロバート・ナン
 前NYGのDLコーチ。ホートンとは無関係、
 ちなみに、ホートンはTENからアシスタントDLコーチだったニック・イーソン(元ブラウンズの選手&コーチインターン)を連れてこようとしたらしいが、TENに内部昇格で引き留められで失敗したようである。イーソンは、選手として伝統的PIT3-4を知っていて適任と思えただけに残念。
 NYGのDLとホートンのDLなんて役割が真逆のような気もするが、小生がNYG(及びホートン)に抱いているイメージが古いのかもしれない。最近はどこもミックスされてるし、あまり気にしなくていいのかもしれぬ。
 せめてシェルトンをリンヴァル・ジョーセフくらいには育てて。
 

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この記事へのコメント
ジョセフは2ダウンDTの項目があったらオールプロってレベルの支配力なんですがw

というか、Vikesにパット・シャーマーってコーチが着任したのですがどう受け止めれば良いですかね?ww
Posted by ニシ at January 25, 2016 22:46
リンヴァルさん、PFF Allproになってしまわれまして……w

しかしまあ、なんともピンとこないD#コーチ陣ではあります、
今季のNYG観てる限り、どうみても咬み合わないしそもそもDL崩壊してたんですよね……
とられるよりとればいいのヴぁーミール紛いO#でもする気なんでしょうか。
本家はただただ豪快でしたが、CLEの色ではないよなあw
Posted by 真琴 at January 25, 2016 23:14
>ニシさん
投資を考えたら、ツーダウン業界ではそのくらいになってもらわないと困ります。
シャーマーはだいぶ昔の仕事に戻りましたねえ。TEコーチとしては大物じゃないですか。

>真琴さん
ホートンのDLはアタックじゃないはずなのでねえ。そのへんどう考えているのか。
サードダウンが改善するならそれだけでも上積みといえば上積みですが。
Posted by mentai at January 28, 2016 21:26