January 31, 2015

シニアボウル速報

 久々にドタバタの一週間で感想がえらい遅くなってしまった。
 本当は日曜日中にあげる時間はあったが、今回大活躍した「ヴァーガ」と打鍵したら総統閣下シリーズが観たくなり、気づけばすっかり時間を喪失していた次第である。

 本当は気になる選手として挙げたメンバーを見返すためにもう一回観るつもりだったがもうそんな熱もないので、前エントリと紐付いてないのはご容赦ください。名前が出てこない選手はイメージのアップダウンなしってことでひとつ。

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・今回のメンバーはOLのレベルが相対的に高かったのか、両軍共にランがよく出た試合。

・試合のMVPはアミーア・アブドゥーラ(ネブラスカ)。軽さを補う加速が段違いだしパスキャッチも柔らかい。ブラウンズがオフェンス変更により新規にRBを入れるならドンピシャのタイプだと思われる。メイヨック曰く、ファンブル癖がだいぶ減点されるはずとのことなので、3巡に残ったらRBとってる場合じゃなくても食指が動く。

・ベストワンカットランナーはキャメロン・アーティス=ペイン(オーバーン)。楔を打ち込むような走りで確実に前進する。容易に倒れない足腰の強さもあってかなり好みだけどブラウンズはもう獲らないタイプだろう。

・アブドゥーラとアーティス=ペインは評判通りかもしれないが、デイヴィッド・コッブ(ミネソタ)とデイヴィッド・ジョンソン(北アイオワ)も負けず劣らず、カットや個人技などで猛アピール。ジョンソンは軟体動物のようにタックルをすり抜ける不思議な走り。今年のRBは本当にレベルが高い。

・しかし影のMVPは完全にFBタイラー・ヴァーガ(イェール)。FBといいつつイェールではエースRBでスピードがあり、シニアボウルでは僅か4キャリーで31yd2TD、パスレシーブも記録し、またリードブロックでもランTDを演出するなど大暴れ。
 ただ計量結果が5-10/227で、背はともかくFBとしてはかなり軽い。NFL適性をプロのスカウトはどう見るのか。万能ぶりは見せつけたので、明確な活用イメージを持っている指揮官次第か。

・OLで高評価だったのはアリ・マーペット(ホバート)とアリー・クアンジョー(アラバマ)の両G。前者はディビジョンIII出身で、後者は現BUFのクアンジョー弟。相手を圧倒というよりは漏らさない安定感が評価された模様。なおクアンジョー弟はプロのOTとしても全然遜色ないウィングスパンの持ち主。

・DTダニー・シェルトン(ワシントン)はダブルチームを受ける場面もあったが、なんやかや1対1でもコントロールされていた印象。そんなに見せ場なし。一方、最も注目して見ていたDTカール・デイヴィス(アイオワ)は、直接スタッツを記録する場面は少なかったが逆サイドを破壊してオフェンスの選択肢を潰していた。ただインタビューが芳しくなかったらしい。確かにちょっとやらかしそうな雰囲気はある。犯罪系じゃなくて、グレッグ・リトルに通ずる何か。

・ブラウンズのレーダーからは外れている(と思う)が、メイヨックが試合中に面白い経歴の選手を紹介していたのでちょっと調べてみた。
CBクインテン・ロリンズ Quinten Rollins(マイアミ大オハイオ) 5-11/193
 高校時代にアメフトとバスケの両方で奨学金オファーを受けてバスケを選択、大学時代は1年次から4年間正PGとして、大学歴代2位の214スティールを記録。大学の在籍可能最終年に急にフットボールに戻りたくなってトライアウトを受け、5年生の1年間だけフットボールやっていきなり7INTを記録、シニアボウルに招待されるまでになった変わり種。
 当然ながらバックペダルやプレスカバー等、諸々のCB技術はまだまだのようだが、ボールスキルが異常に高いらしく、シニアボウルでも1INTを記録。経歴だけで相当な化け物なのだろうとは想像できる。今年のデシール枠か。

・その他、CBで目立つ選手が何人かいたが割愛。しかしシニアボウルでQBからいきなりCBに転向した(もちろん過去にはCBをやっていた)ニック・マーシャルもとんでもないアスリートである。CBとしての現段階での評価はともかく、ちゃんと見られたもの。

QB序列
 シニアボウル1試合での印象のみによる順列。もちろん試合を見ただけでは圧倒的に分からないポジションではありますが。パーティー中毒かどうかとか。フィルムスタディなんてしたこともねえとか。
1. ブライス・ペティ(ベイラー)
 コントロールは思ったほどよくない。特にエンドゾーンでワイドオープンだったレシーバーにオーバースローしたのはいただけない。ただ、身のこなしは軽快で、ポケットワークがものすごく上達しそうな雰囲気がある。なんだかんだこの中では一番プロで成功しそう。イメージはコルト・マッコイ。
2. ギャレット・グレイソン(コロラド州立)
 出来は一番良かったけどほぼノープレッシャーだったから。やっぱりテークバックの大きさが気になる。ストリップサックしてくださいと言わんばかり。
――――巨大な壁――――
3T. シェーン・カーデン(東カロライナ)
 グレイソン以上にテークバックが大きい。なにこれトレンドなの。肩は十分。
3T. ブレイク・シムズ(アラバマ)
 ブラインドサイドからのオープンラッシュを察知して一人でかわした能力一点買い。
 ただ、手の大きさが9インチ。グローブをつけないとグリップが安定しないブリッヂヲーターでさえ9.25だから相当小さい。屋外球場、まして寒冷地のクリーブランドは絶対に手を出さないだろう。
5. ブライアン・ベネット(南東ルイジアナ)
 元オレゴンで、全体トップ指名候補との先発QB争いに敗れたのは何らマイナス要素でないから期待していのでがっかり。インターセプトマシーンとして登場しただけだった。
6. ショーン・マニオン(オレゴン州立)
 プロスタイルオフェンス出身、理想的なサイズということで期待していたので超がっかり。期待とのギャップのバイアスがかかっていると自覚はしているが、ビリにさせていただく。
 自慢の強肩を見せる機会がなかった点は運が悪かったとして、スローリリース、コントロール悪い、判断遅い、投げ捨てられない。これはあれだ。ウィーデンだ。あとリリースポイントが異常に低く(前すぎる)、高さがあまり活きてない。
 でも若いウィーデンなら長期的未来がある。育て甲斐があると判断されたなら6巡じゃないでしょうか。でも今年のQBを考えると実際はもっと上か。

今回初めて知ったNFLルール
 フェアキャッチのサインを出した後にボールを弾いてしまった場合、そのボールが誰にも触れられず空中にある限りはリターナーが最捕球する権利を有す。再捕球前にカバーチームが接触したらフェアキャッチインターフェアランスの反則。

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・嗚呼、これで今季のフットボールゲームが全て終わってしまったなあ。

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