January 17, 2015

‘14/’15回顧と展望 ST編

 シャニー離脱ショックを受けて次こそ継続政権を築くべく、気心知れたキャヴァノーかデフィリポのどちらかをさっさと囲い込む、という予想が外れてOC探しは長期戦に。
 「難航」なのかどうかはもちろん知る由もないが、トラップジョブだしなあ。シャニー用に集めた戦力も使いづらそうだしなあ。戦力的なアピールポイントはOLのみだが、なんとか魅力と思ってもらいたい。
 トレストマンの再就職先が決まっていないのも興味深い。

【14回顧】
K ビリー・カンディフ
  FG:22/29(75.9%) 50+yd:1/3 最長52yd
K ギャレット・ハートリー
  FG:3/3(100%) 最長43yd


 だからKANDIFUは2年連続で活躍しないとあれほど言ったのに。キャンプで競争もなく。
 とはいえ序盤は好調だった。途中からアホみたいに崩れはじめた。40yd後半以上を外すのはもうしょうがないと思って見ていたが、最終的に30yd台を3回も外したのが致命傷となってシーズン途中にカットされてしまった(30yd台は10/13)。なおキックオフのタッチバック率は61.9%でリーグ7位と相変わらず得意。
 ハートリーはリーグ唯一のFG成功率100%イヤッホウ

P スペンサー・ラニング
  93回 平均39.2yd(グロス44.3yd) IN20:25回(26.9%) TB:9回


 グロス、ネットの平均飛距離は20位前後。タッチバック9回は3位タイ。パント回数は3位なのにインサイド20の回数は17位。などなど程よくリーグ下位で、まあ事前の期待度と比較してもこんなもんかなあという感じであるが、とにかく肝心なところでのショボバントが多かった。それでも去年に比べたらシャンクが減ったことを喜ぶべきか。
 ラニングは、決して皮肉ではなく、フットボール選手としては実に素晴らしい。TDパスを見せたのは去年であったが、今年もビッグリターンを返してきた選手へのタックルとか、他の選手のタックルをアシストするための効果的な走路の邪魔とか、蹴ったら終わりではなくて細かい仕事をきっちりやる。ダメなのはパントだけである。何とかならんのか。

KR
 トラヴィス・ベンジャミンからマーロン・ムーア、終盤はショーン・ドローンと次々入れ替わり。平均リターンは21.9ydでリターンTDはなし。
 最長リターンが39ydってのは物足りないが、まあキックオフリターンはそんなに問題を起こしていないから別によい。

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 問題はこっち。主にトラヴィス・ベンジャミン。スタッツは割愛。
 とにかく、マフからのロスト、周囲10ydくらいに誰もいないのにフェアキャッチ、15yd地点くらいでフェアキャッチせずボールをやりすごしたら12ydくらいバウンドして超危険地帯から攻撃開始、などやりたい放題。正に「俺でもできる」リターン。
 こんなんじゃ話にならんとばかりに、途中からジム・レナードに交代。理由は「最もキャッチが安定しているから」。これは本当にペティンが言ったことである。
 以後、クリーブランド界隈では「パントキャッチャー」なる新職業が生まれ、レナードは全19リターンのうちフェアキャッチ15回。
 こんな事態を容認するならコーディネーターなんて要らないと思うんですけど。

カバーチーム
 まとも。リターンTDを一つも許していないのは素晴らしい。
 カバーの成績も悪くないはずだが、味方のリターンがあまりにもなさすぎて、差し引きでは相手に多く返されてしまっている(「味方のリターンvs相手のリターン」の順に、キックオフ平均ydが21.6vs22.4、パント平均が6.7vs7.0)。
 なおPFFがこちらの記事にて、キックオフカバー全11人のオールスターという酔狂にも程がある企画を立てており、ブラウンズからはSジョーダン・ポイヤーが選出されている。

LS
 クリスチャン・ヤウント
 チャーリー・ヒューレット

 
 2人いる時点でおかしいだろ。
 しかもヒューレットはシーズン最終戦前の加入であった。どう考えてもSTの問題点はそこじゃなかった。


 総評するとうんこ。もう少しマイルドに表現するならマイルドなうんこ。
 スキームよりも個人に起因するところが多い。トラベンがここまで劣化してしまったのは、あるいはSTCよりもその下のコーチの問題か。

 
【15展望】
 安泰なヤツなんて一人もいない。全ポジション競争してほしいけどそこまでの余裕があるかどうか。そして、そもそもファーマーはSTを強化する気があるのか。
 Kは、シーズン終盤に加入したハートリーが暫定エース。さすがにFG3本では良いともダメとも判断がつかないが、いうてもほぼ一年ストリートにいた選手なんだからキャンプで競争は持ち込んでほしい。
 ラニングはERFA。3年生ベテランミニマムの価値はあるだろうからひとまず押さえて競争か。
 リターナーは、FAでもドラフトでもいいから総入れ替え所望。WRの項で触れた3人衆は本気で検討いただきたい。

 ところで、フロリダ州立大にロバート・アグアーヨなる正確無比なキッカーがおる。1年生でルー・グローザ賞を受賞、今年も2年連続で受賞という久々の大物キッカーであったが、大学残留を表明。キッカー上位指名を巡る一喜一憂はお預けとなった。


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この記事へのコメント
>ダメなのはパントだけである。何とかならんのか。
失礼ながら、ここで過呼吸になるほど大爆笑してしまいました。足は速くてルートランは上手だけど落球ばかりのWRとか、肩も強く守備の読みは上手いけどノーコンのQBとか、そこまで致命的ではないか。
ラニングはスペシャルプレーはできるし左ロールアウトのパントも蹴られるし、アスリートとして優れてそうで、伸びしろはありそうですね。ショーン・ランデタとかジェフ・フィーグルスのパンタースクールなんて無いんですかね、調べてないけど。
Posted by LiCaK at January 17, 2015 19:24
我等がサム・クックもパント以外に関しては達人でインサイド20は少な目ですから大丈夫ですよ。私はアスリート系パンター大好きなのでとりあえず噂のロールアウトパントの動画を探します。
Posted by 同地区の鳥類 at January 17, 2015 21:29
>LiCaKさん
チームがラニングを残したいのはわかるんですよねー。そこが一番のネックかもしれません。
酷いシャンクが減ったのを成長と見て、来年も正Pになるのが濃い線かなあ。

>同地区の鳥類さん
ネット平均がリーグトップのPと一緒にされても説得力ないですがw

ロールアウトパントは、大本営のハイライトからは消されてるみたいですね。
もうご覧になっているかもしれませんが、生きているリンクを一応。
https://screen.yahoo.com/fantastic-punter-play-193247424.html
Posted by mentai at January 18, 2015 11:39