January 05, 2015

‘14/’15回顧と展望 OL編

 DETは今年のメンバーでも1勝できなかったか。厳しいなあ。

 ここまでは青学ばりに快調なペースでの更新。復路は失速します。


【14回顧】
LT ジョー・トーマス 16試合16先発
LG ジョール・ビトーニオ 16試合16先発
C アレックス・マック 5試合5先発
RG ジョン・グレコ 16試合16先発(うち、Cとして1試合1先発)
RT ミッチェル・シュウォーツ 16試合16先発
ニック・マクドナルド 8試合7先発
ライアン・シーモア 11試合3先発
ポール・マクイスタン 13試合1先発
ヴィンストン・ペインター 2試合0先発


 補強はFAのマクイスタンとドラ2のビトーニオ。とはいえ先発経験をたっぷり積んだジェイソン・ピンクストンとショーン・ロヴァオが抜けた穴を補充した格好であり、アップグレードになるかどうかはビトーニオ次第であった。
 先にこの素晴らしいドラ2ルーキーについて述べておくと、加入当時のインタビューはいかにも真面目で聡明、少なくとも大外しはしないだろうとのイメージを持っておった。しかして実際は、そんなぼんやりした好印象を遥かに上回り、キャンプであっという間に先発を奪うや開幕戦からハイレベルなパフォーマンス。その後も安定したパスプロを維持し、ブロッキングのアサイメントミスもほとんどなく、最後まで想像を超える優等生であった。

 ビトーニオによってOLはアップグレードに成功し、シーズン序盤はチーム随一のユニットとして高得点オフェンスを牽引した。
 そして鉄人IR事件。マック離脱後はライン中央が大わらわで、センターの先発にはまずグレコが就いたが、CとRGの2ポジションを替えたことで予想を超える大崩壊を招き、こりゃイカンとなってグレコをRGに戻してマクドナルド先発へ。マクドナルドは何度も相手DLにアオテンを食らって赤ん坊のように倒れる。その後マクドナルドがケガで欠場、シーモアが代役を務めているうちに、どうやらマクドナルドよりはマシだわい、ということが判明してそのまま先発定着。しかしシーモアもケガしてしまい、最後はマクドナルドが先発返り咲き。
 以上、Cが安定しなかったことによるオフェンス全体への悪影響は絶大で、パスはしばらく何とかなっていたものの、ランが瞬く間に崩壊。ランが全く出ないことで次第にホイヤーへの負担も重くなり、パスオフェンスも崩れていった。

 ブラウンズはこれまで、何代にもまたがって時間をかけてオフェンスラインを補強し、またドラフトでも何故かオフェンスラインマンだけは上位で当ててきた。それなのにこの惨状。五位一体なので1人でも欠けるとユニット全体が機能しなくなることを図らずも実証してしまった。OL構築はほんに難しい。
 ところで、マック離脱後の初戦、1試合だけRGで先発してボロボロ、以降は完全にオフェンスから干されたマクイスタンとは何だったのか。しょうもない。


【15展望】
 UFA、RFAは対象なし。ERFAはシーモアだが、先発経験まで積んでもうたので2秒でオファーして確保完了。よって今オフの戦力ダウンはないが、控えメンバーでロスターが確実な選手は一人もいない状態。
 ついつい忘れがちなところで、来年から使うことを想定して、SEAで先発経験のあるケガ人マイケル・ボウイーを8月に確保(同月中にIR入り)している。しかし、病み上がりの彼もまたロスターは確実でない。

 先発の5人はケガさえなければハイレベルなため、死んでも即戦力という状況ではないからFAで慌てることなくドラフトにじっくり取り組める。一年一ラインマン指名の標語に則り、来年も当然OLはどこかで指名してもらわないと困るが、デプスの重要性を痛いほど思い知った今回は2人指名も予想される。偏った個人的嗜好による願望ともいう。問題はどこを重視するか。
 方向性その1はドラフト上位でのC指名。昨年結んだマックの5年契約は、2年経過後にマック側に破棄の権利があり、早ければ来年いっぱいでいなくなる。従ってマックの後継を意図したものではあるが、決してマック健在の間に寝かせることが前提ではない。シャニー親子のWAS時代、先発両Gが元Cであったように、シャニーにとってのCは全員C/Gである。初年度からグレコとRGで先発を争ってもらいつつ(というかバッチリRGの座を奪ってもらいつつ)、マック離脱後に晴れて先発Cになっていただく路線。マックが契約を破棄しなければ、そのままRGに君臨すればよい。
 その2はT。これの必要性については年末のドラフトイントロで語ったので省略するが、ひとつ付け加えるなら、トーマス御大の現契約が2018年までで、ちょうど来ドラフティーの新人4年契約が満了する年と重なるため、御大が衰えてきた場合の切り替えを視野に入れることも可能である。もっとも、コンディショニングも完璧な御大のこと、あと4年で衰えるとは到底思えぬが。

 いずれにしても、短期的な構想はグレコを超えるRGを確保してグレコをOL第6の男に戻すこと。グレコが常に控える状況になればデプスもひとまず安心という寸法である。

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この記事へのコメント
マックの離脱以降、徐々にオフェンスが機能しなくなりましたね。改めてOLの重要性が感じられる1年だった気がします。

1年1ラインマン指名は正しいですが、基本上位指名権を使うことになりますからね、良いラインマン確保のためには…。

同じ条件でやっているのに、なぜこんなにチーム力に差ができるのか?
Posted by vinta at January 06, 2015 10:10
同盟両国のご期待にも沿えず、今季も悲願を果たすこと叶わず。
お恥ずかしい限りです。

ウチなどから見れば遥かに強力OLの構築に成功してるかに見えるC国ですら、
難渋されてるのですから、この道は相当険しいと言わざるを得ない。
OLに関しちゃ、昨季と今季で全く別のユニットになってしまいましたから。

さてはて来季2009季に戻るのか、それとも未練時代にまで遡るのか
戦々恐々です。
Posted by Liger at January 06, 2015 12:00
ドラ1がダブルでお寒いことになっている今、Bitonioが心のより所です。

depthは薄いですが、Brownsが誇れる唯一のユニット。
今年も上手く補強して頂きたいです。


以前から楽しみにしていたNFLのドラフト映画「ドラフトデイ」が今月30日にいよいよ公開されます。
Brownsが舞台の映画が日本で公開されるなんて、金輪際無いと思うので、絶対見に行きます。

Posted by redhotburger at January 06, 2015 22:24
終わってみればマック終了でシーズン終了でしたね。
真ん中が空かなければそりゃ走れません。

今期はビトーニオに尽きますね。
実力もそうですが怪我がないのが本当に有難い。

ドラフトでまた大物一枚取りましょう。
Posted by oilman at January 07, 2015 11:10
>vintaさん
「1年1ラインマン」は、基本はドラフト上位ではなく中位以降で指名し続けて生え抜きで固め、一人が抜けても、下積みと息合わせバッチリの若手が穴を埋めるサステイナブル思想です。
オフェンスシステムの持続が前提なんで、崩れちゃってる今は2人指名を希望しますw

>Ligerさん
今年は金テイトが大当たりだったし、1つは勝てると思ってたのに残念です。
原因はOLですか…本当に作るの難しいですねここは。

>redhotさん
マーティン取り逃したからビトーニオ、の眼力は最高だったんですけどね。

私も久々に映画館行き確定です。「硫黄島からの手紙」以来だなあw

>oilmanさん
ビトーニオのプロボウル行き、あとはチームの勝利でしょうかね。
OLはだいぶ理想に近づいてきました。これでOCが変わらなければ…
Posted by mentai at January 07, 2015 20:34