June 13, 2014

マンゼールに関するあれこれ:ジョニーSide

 更新が遅れたのは、空いた時間を全てキン肉マン再読に費やしていたからである。
 小生が英単語(名前含む)をカナ化したがるのは、キン肉マンの多大なる影響であることを改めて確認した次第である。

***

 白鳥のゴムボートに乗ってシャンペン飲んだだけで話題にされる汁。練習サボってそれやってたなら話題にしてもいいけどなあ。何とかならんかなあというわけで後半は、汁の良いところを探す旅。

ガタイ
 彼の身長は四捨五入すると6フィートである。でかい。
 という悪ふざけもそこそこに、手が大きいことは前エントリで紹介したが、足も大きいらしい。また全体的に肉の付き方がしっかりしており、特に下半身は素晴らしい。
 サイズのなさによるケガへの耐性が不安視される向きもあるが、むしろ並のQBよりはよっぽど頑丈なんじゃないかという気はしている。
 だからといってガンガン頭から飛び込まれても困るけど。

負けず嫌い
 一長一短。
 最強バマ撃破など、大一番に強い勝負師であるのは実証済。諦めない。絶体絶命の状況から勝機を見出す。
 一方、ボール持ち過ぎ、自分で何とかしようとするあまり不用意なヒット食らい過ぎ、などの問題点にもつながる。特に「自分でなんとか」はウィー○ンの逆下手投げに通ずる要素である。

そんなウィー○ンにだけは間違いなく勝っているところ
 プレーが壊れた後。
 ウィ○ドンはまるで救いようがなかったが、汁はむしろここからが本領。汁の「モビリティ」は実に独特で、正面を向いたまま横にカットを切るような動きを見せたり、真後ろに跳んだりと正に縦横無尽。逃げ回っているうちに、やがて誰かはオープンになる。もちろん自分で持っていくこともできる。ピンチをチャンスに変える力は確かにある。
 汁が仮にNFLで成功するとして、個人的にイメージが重なる現役QBは、ウィルソンでもRG3でもなく、やっぱりロスリスバーガーなのである。

逆説
 今ドラフトナンバーワンの博打指名、所謂「ブームorバスト」、という評価で溢れかえっておる汁だが、いやいやブームorバストとは真逆である、という興味深い意見もある。
 つまり、パサーとしての限界は見えているが、歴史的にも稀有な逃げ足を持っているので「大バスト」の可能性は今ドラフトで最も低いQBなんじゃないかというもの。

ビジョン
 彼の非凡さはフィールドビジョンにあるそうな。ターゲットを探すビジョンだけでなく、ターゲット+自分が走れる光の道も一緒に探すビジョンとでもいおうか。試合映像見ても確認できませんけどね。

スタッツ的な裏付け
・昨年の、サードダウンでのQBレーティングは全QB中トップ
・25yd以上のパス成功率48%
・2年間でボールを叩き落とされたのは僅かに12回

インタビュー
 今のところ、発言は殊勝で好評。
「今の自分はトーテムポールの一番下」
「自分が理想としている選手になるためには、莫大な時間をかけなければならない」
「平凡なQBのまま試合には出たくない」
「ポケット内でのプレーを向上させたい。ポケットから早く出過ぎたことがある自覚はある」
「(ホイヤーについて)競争相手ではなくチームメイトとして見たい。彼は去年、ケガするまで素晴らしい結果を残した選手だし、多くのことを学べる」
など。
 汁は(遊ぶけど)フットボールに対してはまじめに取り組み、(遊ぶけど)練習熱心。

まとめ
 とまあ、様々な切り口から汁を擁護した風に装ったが、はっきり言って今の汁の武器は足だけである。また、才能とセンスだけでここまで来た感があるので、初体験となるプレーブック丸覚えに始まり、おそらくやったことはないであろうディフェンスを読む訓練など、相当時間がかかりそう。本当に2年くらいは使い物にならないかもしれない。
 しかし、華奢なホイヤーがフルシーズン戦えるのかはかなり疑問であり、丸2年寝かせられるとも考えづらい。
 発展途上であっても、パサーとしてはからっきしだったのにそれなりに勝ってNFLで生き残った初期のヴィックのような路線は考えられる。なにせ汁の唯一の武器は規格外である。
 あとはもう、目に見えない能力に期待するほかなし。インタンヂボーズ。

汁からジョニーへ
 司令塔という言葉はあまり似合わないが、プレーで引っ張るリーダーになる素質は十二分。
 そんな、将来を担う我らがエースに「汁」呼ばわりはあまりに失礼であろう。一体誰が名付けたのか。
 よって本日を以てこれを封印し、以後「ジョニー」でいくこととする。
 もしジョニーが「こんなつまんねえ街出たい」などと言おうものなら、あるいは逆下手投げパスを試みようものなら、ネブラスカ州の年間トウモロコシ生産量くらいの罵詈雑言を用意して待つ。

ジョニーに一番見せたい動画
 これ。
 暗い話題ばっかりな地元のファンが喜ぶのが一番だ。



 もう何も言うまい。ファーイーストからもこの船に乗りませう。
 GO JOHNNY!!!
 来年な。


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この記事へのコメント
ジョニーの武器は現時点では足だけである!
この足は重要ですよ。あとフットボールの女神に微笑んでもらうこと。
なぜなら、この二つだけでパサーとしてダメだったのにPOに行ったT坊とかいうのもいますしwラック以上に不思議な存在でしたね。もう不気味でしたw
汁は彼より才能あるので(当たり前だ)来年には先発になって欲しいですね^ ^
そしたら、御大vsミラーが面白くなると思うんですよ!
Posted by K猫 at June 13, 2014 22:34
下手投げの際はぜひ「ゲエーーーッ」で

身長要素はまあそんなに心配しなくてもいいんじゃないかな、と思っています。
Vickの身体能力に匹敵するのは難しいでしょうけど、本当にセンスがあるならフルーティにもなれるでしょう。もちょっと実績があるとこで言えば、ポケット外の方が成功率の良かった勝負師プラマー(身長は6−2ありますが)なんてのもいますし。
Posted by pappy at June 14, 2014 02:33
日本の素人には博打に思える指名なのに、勝利を渇望する地元のファンが
指名しただけでこれだけ喜ぶのは何かあるんでしょうね。それが何なのか
楽しみにしています。
Posted by 名無し at June 14, 2014 05:02
NFLに「ジョニーフットボール」なる分野を確立して欲しいただそれだけ。
だって面白そうなんだもんw
Posted by LiCaK at June 14, 2014 11:14
>2年間でボールを叩き落とされたのは僅かに12回
この点と、あれだけ球を持って走ってファンブルが5回というのは評価したいです。

後はあるがまま受け入れ、Johnny Footballを楽しみたいと思います。
Posted by redhotburger at June 14, 2014 21:31
いつもに増してすばらしい記事です。mentaiさんはもう師匠と呼ばせてください。

NFLの神様には見向きもされなかった「神の子」。「ジョニー・フットボール」は果たしてどうなるか。全米が注目してます。

まずはプレシーズン最終戦でクローセン対ジョニーという新旧お騒がせキャラ対決実現してほしいっすね。
Posted by LTD at June 15, 2014 00:17
>K猫さん
とりあえずブリッツをかわせるのは大事です。
正直、プレーオフ1回は本気で期待しています。あとは持続できるかどうか。

>pappyさん
ポケットの外に出るなら背はあまり関係ないですが、どういうオフェンスを目指すかですね。
先達の理想像は、エルウェイやカニンガムのように、スクランブラーからやがて円熟していく姿ですが、それまでブラウンズにはいないかなw

>名無しさん
ブラウンズファンには学習能力がないのか、あるいは目の肥えたファンも今度は違うと思っているのか。
ブレイディ・クイン以上のものではあってほしいです。

>LiCaKさん
確かに独特の選手になるかもしれませんね。

>redhotburgerさん
なんだかんだでワクワクしてくるものでw
最悪、リードオプションを研究する材料にはなるので新しいオフェンスを歓迎します。

>LTDさん
その最終戦は大いにありそうですね。
今年のブラウンズのプレシーズンは、レギュラーシーズンよりも注目を集めそうだなあ…
Posted by mentai at June 15, 2014 10:45