March 04, 2014

タグ期限

 が日本時間の今朝6時。
 なんとマックンに貼りやがりましたよ。
※事実誤認に気づき投稿し直しております

マックにトランジションタグ
 ブラウンズ初めてじゃないですかねトランジションタグ貼るの。
 年俸は、ポジショントップ5ではなくトップ10の平均。但し先述(だったかツイートだったか忘れたが)の通り、オフェンスラインはTもGもCも一緒くたにされているので、トップ10平均だとしても10Mオーバーになってしまい、Cとしてはダントツの高額。現在Cの最高給は、ライアン・カリルの6年49M(年平均8M強)との由。
 今のトランジションタグは、他チームが所属チームへドラ1を献上しなくていいので、他チームは縛られることなく交渉可能であることを見越したものか。素直に10Mを払う気はさらさらないはず。

ポイズンピル
 トランジションタグは利用頻度がとても低い。理由はいくつかあるが、決定打となったのはポイズンピル事件にあった。嫌がらせともいう。
 2006年、SEAがスティーブ・ハッチンソンにトランジションタグを貼った際、MINが彼と7年49M、16M保証で契約した。その契約の中に「もしハッチンソンがチームのOLの最高額でなかった場合は、契約全額を保証する」の一文が入っていた。
 MINではもとよりハッチンソンが最高給だったので全く無意味な一文だが、SEAにはさらに高給のLTウォルター・ジョーンズがいたため、SEAがMINの契約にマッチしようとすると、眠っていたこの一文が発動する仕掛けである。
 SEAが契約の不当性を訴え、仲裁を経て、結局MINの契約の正当性が認められ、この縛りのせいでSEAはマッチを断念。
(余談だが、SEAはその仕返しに、MINのRFAだったネイト・バールソンと契約した際「ミネソタ州で5試合以上プレーしたら全額保証」という一文を加えたそうである)
 その後、当時のコミッショナーのタグリアブーが「こんなものは認められん」と動き出し、新CBA下ではこのポイズンピル条項は加えられなくなったそうである。アメリカでもさすがにこれはナシなのね。

マックの残留確率は8割?
 少なくとも、Cに10M超えのタグだから、小生の予想に反してブラウンズがとんでもない高評価を彼に下していることは間違いない。とはいえCに10Mを払うつもりであるとはとても思えないし、他のチームも年10M級の契約なんてしてこないだろうから大抵の契約にマッチする気満々、というスタンスなのであろう。うちらの代わりに金額交渉あざーすということなのだろう。
 トランジションタグは、平たく言えば「市場に出たUFAとの契約に最後にマッチするだけの権利」であると考える。Tタグを貼った決断には、ファーマー就任後、マックンがずっと人道的支援活動のために南米にいて契約交渉をする時間がなかったことが一因になっているはずである。もとよりポジション別のリーグ最高額も辞さずと腹を括っているなら、時間稼ぎの意味も含めて有効な手段といえる。オファーがなければタグの年俸を払うリスクはあるが、どこもマックに興味を示さないとは考えづらいし。
 Cとしてはリーグトップクラスのパスプロテクターではあったが、ランブロックはプロボウラーに相応しくないレベルであった。プロ入り初のゾーンブロックにより、これまでのマックンが実力の半分しか出せていなかったことを証明してくれるなら決して高くない。リルシャニー就任で完全に風向きが変わった感がある。

 でもクレイジーな契約をしてくるチームがないとも限らないので残留確率8割としておく。 

TJはノータグでフィニッシュ
 T.J.ウォードはそのまま市場に放流。金額的には、マックへのTタグよりTJへのFタグのほうがリーズナブルなんじゃないかと思っていたが、7Mくらいとか報じられていたのに蓋を開けたら8.4Mじゃあ確かにちと高い。
 TJほど敵にしたら怖い選手はいない。これほど地区外、できればNFCに行ってくれと願う選手も滅多にいない。例えばDQにそういう類の感情が沸かないのとは対照的である。

 もちろん、まだブラウンズに戻る可能性がないわけではないが、この動きはひとまずジャイラス・バードの受け入れ態勢作りと捉えておく。TJをキープしつつのバードだと、Sへの投資割合が異常値を示すので現実的ではない。どちらをとるかと問われれば、いかなTJとてバードの魅力には敵わぬ。
 でもって、TJ離脱となればドラフトでカルヴィン・プライアーがレーダー圏内へ。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/karashimentai/52005807
この記事へのコメント
まさか10M出すとは思いませんでした。
一年キープしたという点を除けば、交渉としては全面的にマック側に軍配が上がったような印象です。
ブラウンズがどこよりも高い条件を出すという自信があるなら、FAにして競ればよかったと思うし。そしたら8Mくらいの長期契約に持ち込める可能性はあったのかなと。

そもそも、タグ自体が一年先送りするだけなので、何年か活躍が見込める選手にタグ付けで労力使う時点でチーム側の負けだと思ってるんですけど。

いずれにしろIND入りの可能性が消えたので、今オフ最大の楽しみが早々になくなってしまいましたw

Posted by Andrew mLuck at March 04, 2014 21:37
まさかマックにTタグ貼りとは。
予想外の動きでしたが、
mentaiさんの解説により納得。
なるほど、奥が深い…

T.Jはタグだろうと思っていたので、
市場流出と聞いてちょいと興味がわいてきました。
ベリはんはS大好きなので、あり得るかも。

プライヤーは是非取ってください。
ウチまで残ってると指名の可能性があるので。
ベリはんが指名したSってあまり当たってないので(マカートニーはCB指名でしたし)

そしてこれにより、
トラビス・スワンソンかウエストン・リッチバーグはウチの二巡まで残りそう(ニヤリ)
Posted by ティティス at March 05, 2014 07:59
>mLuckさん
PITとジェイソン・ワールズみたいに円満(ぽい)のもありますけどね。

一口に「どこよりも高い条件」といっても、相手の手札を知らずに最高値を提示するのと、勝負の結果が出てから同額を出すのとでは額が全然違う可能性が高いと思います。しかも長期で引きずりますし。
それに、一般的にブラウンズに来てもらおうと思ったら他所より余計に積まないといけないのでガチ勝負は不利ですw

交渉決裂ではなく交渉する時間がなかっただけでどうしても長期契約したいんじゃ、と考えているんだと今は捉えております。

>ティティスさん
純粋な問題先送りならフランチャイズタグでいいわけで(今回の場合1.5Mくらいしか違いません)、トランジションタグだと思惑が読みづらいですねー。

ベリはんどこ行きますかね。
モックで(その指名位置では)全然名前が出てこないような独自目線を持った人ですから楽しみですね。
Posted by mentai at March 06, 2014 00:03
再契約する気はあるけど市場で自分の適正価格で契約はしたい、という選手側にとってもメリットのあるシステムなんじゃないかなーと考えてます。

しかしOL一絡げってのも辛い話ですねえ。区別しようがないんでしかたないんでしょうけど。
Posted by pappy at March 06, 2014 04:27
>mentaiさん

なるほど、他チームに手を出す気をなくさせる渾身の一手だったとw
Mac自身も是が非でもCLE出たいってわけじゃなさなので、手頃な長期契約に繋げられるといいですね。

OL好きとしてThomasとMacがPOで躍するのを心待ちにしております。
Posted by Andrew mLuck at March 06, 2014 17:33