September 30, 2005

ヴィニーとトレント

エースQBチャド・ペニントンが負傷。そしてこの時のために獲得した控えQBジェイ・フィードラーがその7プレー後に負傷。奇跡の連チャンによりチームまでもがシーズンエンドっぽいジェッツが、ヴィニー・テスタヴァーディを獲得した。
まだ生き残るか。実に感慨深い。
このテスタヴァーディというQBは、元ブラウンズということを差し引いても前々から気になる存在だった。というのも、彼は絶対に30歳くらいでNFLから姿を消しているだろうと思っていたからである。そして実は、現ブラウンズのエースであるトレント・ディルファーに対しても同じ印象を抱いていた。

テスタヴァーディとディルファーには共通点がある。
まずどちらもタンパベイ・バッカニアーズにドラフト1巡指名されたこと。そしてどちらも一年目は主にサイドラインで、終盤に数試合だけ先発して経験を積み、二年目から晴れて開幕先発となったこと。
そして最大の共通点は、この初開幕先発イヤーの成績が半端でなく酷いことだ。

まずテスタヴァーディ。
1988 G:15 GS:15 Att:466 Comp:222 Pct:47.6 Yards:3240 TD:13 INT:35 Rating:48.8
今だから冗談で言えるがこんなQBは紛れもないクズである。いくら弱小チームだからって、一年フルに先発してレーティングが50を切ったらいけません。バックスも、とんでもないハズレくじを引いたと思っていたことだろう。これと比べれば同じドラフト1番指名のティム・カウチなんて殿堂入りである。

そしてディルファー。
1995 G:16 GS:16 Att:415 Comp:224 Pct:54.0 Yards:2774 TD:4 INT:18 Rating:60.1
テスタヴァーディと比べると良いレーティングのように見えるがそれはもちろん錯覚。一年フルに先発してタッチダウンパスよっつという、顎がはずれるような成績である。

こんな二人が、貴重なベテランとして未だにNFLに在籍しているのだからわからないもの。むしろボロボロだったが故に、その経験が今に生きているということなのかもしれない。
こんな元クズ二人が長く務められているのは、当時のタンパベイが弱小で、二人共チームにとって心中覚悟の期待の星だったこともあるが、その後次々と移籍の道が開けた理由は、おそらく“TESTAVERDE”と“DILFER”のどちらも綴りや発音がカッコ良いため、何となくみんな名前を気に入ったからではないかと思われる。“We go with Testaverde”って言いたかっただけ、みたいな。それが奏功して後の活躍があると推測する。

従って、JPロスマンもカイル・オートンも、今の経験が必ず後々生きると自信を持ってほしいけれども、“LOSMAN”“ORTON”ではあまり欲しがるところがないかもしれないから気をつけていただきたい。
ちなみにジョーイ・ハリントンはどちらかというとカウチの後継者になりそうな気配。


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